「できる!」ビジネスマンの雑学
2017年05月15日
[393]「五月病」かなと思ったら、早めの対策を

 のんびりと羽根を伸ばしたゴールデンウィークから一転、ほとんどの方は通学や通勤の日々が再開していることでしょう。

 ところで、進学や就職などで4月から環境が変わった方は、この5月が試練の月と言われています。新入生や新入社員にあたるこうした人は、慣れない環境に体調を崩すことも多いようです。いわゆる「五月病」ですね。

五月病の症状と対処法に迫る!
そもそも五月病とは? 五月病とは仕事や学校、引っ越しなどの環境の変化に適応できず、焦りやストレスを感じ、気持ちが落ち込むうつ状態の通称である。正式な病名ではなく決まった概念や定義もないが、医学的には「適応障害」や「うつ」に該当する場合がある。
 通常、症状は一過性であり、抑うつや無気力、不安感、焦り、疲労感などの精神的症状や、食欲不振、不眠、胃の痛み、吐き気などの身体的症状がみられる。これらの症状は、ストレスによる自律神経やホルモンバランスの乱れに起因するとされている。

基本的にはストレスが原因 原因は基本的にストレスであり、例えば新しい学校や職場に対する失望、新たな目標の喪失などが挙げられる。また、4月中は新しい環境での自分の位置づけができていないため、日々緊張感をもって過ごしているが、5月頃よりある程度状況が把握でき、客観的に自分を振り返ることができるようになる。そのため、それまで過度に頑張っていた人は一気に疲れを感じ、さまざまな症状が引き起こされる
マイナビニュース・ヘルスケア/UHC 2017年5月9日掲出)

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 「五月病」かなと感じたら、早めに対応することが大切です。というのも5月を過ぎると梅雨が始まり、どんよりジメジメした天気に落ち込んだ体調はさらに悪化していくからです。

 ではどのような対策を取れば良いのでしょうか。この記事では以下の四つを紹介しています。

1.好きなこと、趣味などに取り組む
2.ビタミンB,C、カルシウム、マグネシウムなどストレスで失われる栄養素を食事で補給する
3.定期的な運動で生活にリズムを
4.高品質な睡眠を規則正しく取る

 詳細は記事を読んでいただくとして、大切なことは生活のリズムを崩さないことでしょう。

 若いからといって安易に「オールする(※1)」生活

 していませんか。

 それでは五月病になるのも当然です。寝ながらスマホを使ったり、「スマホで寝落ち(※2)」したりすると、液晶の明かりで睡眠のリズムが崩れることがわかっています。体のだるさ、気力の喪失を感じる方は、まず日々の生活を見直してみましょう。

 締めくくりに悲報をひとつ。今年のカレンダーによると、ゴールデンウィーク明けから次の連休の7月17日(海の日)まで、

 「68日間は祝日連休はありません」

 この山を乗り越えると夏休みです。がんばりすぎずペースを守って過ごしましょう。(水)

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※1 オールする:オールナイトの略。徹夜で〇〇すること。「カラオケオール」、「飲み会オール」などの派生語がある。
※2 寝落ち:ねおち。何かをしている途中で眠ってしまうこと。

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