当コラムでは様々な音楽媒体が時代とともに変遷していく姿をご紹介してきました。 エジソンが発明したレコードプレーヤーに始まり、カセットテープ、CD、DAT、MD、iPod、・・・。 [221]本当かな?レコード人気、じわりと復活 (2016年03月16日掲出) [254]若者から再評価、2016年は「カセットテープ元年」 (2016年06月20日掲出) 21世紀の今は、音楽の視聴スタイルはストリーミング配信に取って代わり、ここ1、2年で音楽聴き放題サービスへと一気に進みました。 [302]世界最大の音楽番組、スポティファイ。日本上陸 (2016年10月11日掲出) そんなめまぐるしい音楽業界では、ついにこう言われ始めたようです。 「いよいよCDは消え去るのみか・・・。」 カセットテープはしぶとく残る!? "応募券"CDが消える日... 「CDの媒体としての役割はもう終わっています」 と語るのは、マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏。5年後にはCD消滅という事態が訪れることもありうるという。 日本レコード協会によると、2015年の音楽ソフトの生産額と有料音楽配信の売上額の合計は、1998年の約半分、3015億円まで減少。音楽を楽しむのは、動画サイトや定額配信という層は増えている。 (dot./週刊朝日 2017年3月17日号 2017年3月13日掲出) この記事では、CDがライブへの「応募券」となりグッズ化してしまったがため、CDプレーヤーの消滅と共にいずれ他のグッズに置き換えられてしまうと予測しています。 CD技術は日本が世界をリードしてきた音楽メディアでしたが、その性能ゆえではなく音楽を聴く媒体でなくなるがために消えるという、思いがけない未来が待ち構えているようです。 一方のカセットテープ。先日、コンビニで流れるトーク番組での事。女の子二人の会話は、最近購入したラジカセが話題でした。 まさか、10代と思われる女の子からラジカセ談義を聞かされるとは思ってもいませんでした。 カセットテープがくるくると回って音楽が聞こえてくる新鮮さ。その無骨なデザイン、ぼやけた音質に、レトロ感を堪能できると楽しげに語っていました。 筆者には信じがたいことですが、今の若い子たちの間ではラジカセは「音楽通」として優越感に浸れるアイテムのようです。 そして、まさかまさかのCD消滅話。 結局のところ、音質にこだわったオーディオ装置を揃えるよりも、みんなで盛り上がるライブこそが、新しい音楽が生まれたり名曲がよみがえったりする場所だという事でしょうか。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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