「できる!」ビジネスマンの雑学
2016年10月14日
[304]大きく育った西之島、いよいよ調査が始まる

 2013年11月20日、東京の南方、小笠原諸島に位置する旧西之島、その東側の海中から突如として噴火が始まり、火山口が出現しました。一ヶ月後には旧西之島と合体して、新しい西之島に。
 その後も活発な噴火を続け、2015年には旧西之島と比べて12倍、東京ドーム換算では57個分もの大きさとなりました。(海上保安庁調べ)

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2015年2月23日撮影(海上保安庁海洋情報部)

 今年になって噴火口からの溶岩流出もおさまり、ようやく島として落ち着き始めたようです。
 四国とは言わないまでも、せめて淡路島か佐渡島サイズまでは育って欲しいという日本国民の願いはかなわなかったようです。

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2016年6月7日撮影海上保安庁海洋情報部

西之島、噴火後初の上陸調査...16日から
 小笠原諸島の西之島(東京都小笠原村)で、2013年11月から約2年間続いた噴火後初めてとなる上陸調査が、今月16日から11日間の日程で行われる。
 期間中に上陸するのは2日間で、国内の火山や地質、鳥類の専門家ら14人が参加し、島が成長した経緯や、島の生態系の解明につなげるという。
ヨミウリ・オンライン/科学・IT 2016年10月12日掲出)

 もともと、地震列島、火山列島とも呼ばれる日本列島です。神話にも方々の島を綱で引っ張って、領土を拡大してきたと言い伝えられています。無人の火山島という言葉に、無限のロマンを感じるのは筆者だけではないはずです。

 有史以来、日本人の頭には、

離島の噴火=>領土の拡大=>ガボテン島の出現!

という期待がうずまいているといっても過言ではないでしょう。

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『冒険ガボテン島』主題歌フルバージョン 1967

 地球から贈られたまっさらの島です。こんな機会は滅多にありません。無闇に人が立ち入ったり開発したりせず、自然のままの状態でどのような植物や生き物が根付くのか、長期間の観測を続けて欲しいですね。(水)


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