「できる!」ビジネスマンの雑学
2016年08月19日
[280]8月11日の「山の日」は「タイムトラベルの日」?
2016年の8月11日は、制定されて初めての「山の日」で祝日でした。パソコンのカレンダーなどでは、「山の日」が未登録のため、祝日と気付かなかった方も多かったようです。かく言う筆者もそのひとり。前日に印刷物のカレンダーを見て、ようやく気が付きました。 翌日の8月12日をお休みにすれば、その後に続くお盆(旧盆)休みと合わせることで5連休や6連休にできると、会社勤めの方には好評だったようです。 この「山の日」にちなんだわけではありませんが、アインシュタインの理論によると、山に登るとある現象が発生するそうです。 相対性理論応用 標高差の精密測量に成功 世界初 アインシュタインの一般相対性理論を応用し、時間が流れる速さの極めてわずかな違いから、2つの場所の標高の差を精密に測ることに、東京大学などの研究チームが世界で初めて成功しました。将来、標高の変化をリアルタイムで把握できれば、火山災害などの予測につながるとしています。 アインシュタインの一般相対性理論では、重力は時間の流れを遅らせるとされ、地球上では標高が1センチ違うと、時間の流れが10の18乗分の1だけずれると考えられていますが、この違いを捉えるには現在使われている、原子時計と呼ばれる時計のおよそ1000倍の精度が必要でした。 これに対して、東京大学大学院の香取秀俊教授らの研究チームは、レーザーを使って時間をはかる光格子時計と呼ばれる、極めて精度の高い時計を開発し、東京・文京区の東京大学と、15キロ離れた埼玉県和光市の理化学研究所に設置しました。 その結果、2つの地点での流れる時間の違いから、標高の差は15メートル16センチと測定されました。研究チームによりますと、一般相対性理論を応用してセンチメートル単位で標高差の測定に成功したのは世界初だということです。 (NHK NEWS WEB 科学・文化 8月16日) このニュースの説明を平たく言ってしまうと、山に登っている間は、地上よりわずかに時間の進行が遅れる「浦島太郎現象」が起きるようです。 たとえば、富士山の山頂から見る下界は、見ている自分より少し先の時間にあると言うことでしょうか。 ということは、山登りは過去へのタイムマシーンそのもの。となると少し強引ですが、「山の日」は「タイムトラベルの日」に他なりませんね。 こう覚えておけば、来年の「山の日」を忘れることはなさそうです。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |