筆者が当コラムの連載を始めたのが、昨年2015年3月。月~金の週5回連載でしたので、3ヶ月を過ぎる頃から、じょじょにネタ切れを起こし、多少の焦りを感じ始めていました。
そんな時に見つけたのが、読むと元気になるWebコミック「モアイ」。マンガ週刊誌の「モーニング」、「アフタヌーン」などの漫画家さんが連日連夜(更新は主に深夜)楽しいマンガを発表しているコミックサイトです。
このサイトに出会って以来、毎朝机に向かうと、まずは「モアイ」で新作マンガをチェックするのが日課となりました。漫画家のみなさんが毎日、新作を書いているではないか。自分も書かねば・・・と、良い発憤材料となっています。
読むと元気になるWebコミック 「モアイ」
http://www.moae.jp/
この「モアイ」の中でも異色の闘病マンガが、今回ご紹介する「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」です。
思いもよらぬ難病に見舞われた「たむらあやこ」さんが、ご自身の闘病の日々を振り返って連載したマンガです。元気が取り柄の准看護師だったはずが、発病後はあっというまに寝たきりに。しかも生きる意欲を失うほどの激痛のため、一時は自殺まで考えるようになります。
これほどの極限の状態でも、たむらあやこさんはわずかに動く指で絵やマンガを描くことで、他人を元気づけられることに気が付きます。そして・・・。
このマンガ、2016年の2月頃にいったん連載は終了しています。筆者は少し寂しい思いをしていました。作者のたむらあやこさんは、病気が完治しているわけではないので、週に一回の連載でも相当な負担だったはずです。本当にお疲れ様でした。
ところが、このたび4月21日に番外編マンガが掲載され、しかも単行本化されて同22日に発売となりました。
「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」
【単行本発売記念特別番外編】 フロムヘル(2016年4月21日掲出)
(※1)
http://www.moae.jp/comic/funbareganbareguillainbarre
筆者も過労からか、ひどい関節痛や皮膚のただれに悩まされ、一時期は歩行も困難となり、寝たきりも経験しました。
病気とつきあいながらも本の出版までこぎ着けたたむらあやこさん。無理せず楽しいマンガをこれからも書き続けてください。(水)
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(※1)このサイトで第1話から第5話まで無料で読むことができます。