いまや恒例となった皇居内の一般公開。今春は「乾通り」が3月25日(金)から3月31日(木)まで一般公開されています。
桜の皇居・乾通り一般公開 31日まで、もうすぐ見頃
桜の見頃を目前に控え、皇居・乾通りの一般公開が25日、始まった。東京駅側の坂下門から宮内庁の庁舎前を通り、乾門に抜ける約750メートルの並木道を、75本の桜を見ながら歩くことができる。(中略)
一般公開は今回で4回目となり、期間は31日までの7日間。入門時間はいずれの日も午前10時から午後3時までとなっている。宮内庁は毎朝ホームページで最新の開花状況を公表する。
(共同通信 2016年3月25日掲出)
筆者は27日の日曜日に家族と出かけて参りました。
地下鉄の大手町駅下車、D7出口から歩くこと15分。たくさんのDJポリスに励まされ、荷物チェックとボディチェックを受けて、ようやく「坂下門」にたどりつきました。ペットボトルは持ち込み禁止のようです。また長い砂利道がありますので、下駄やハイヒールよりシューズの方が楽でしょう。
途中、親に連れられた小学生の男の子が「東京は城が多い!」と感嘆してました。あれは城ではなく城壁の櫓ですけどね。
筆者もニュースなどで何度も見せられた「二重橋」を、生まれて初めて見ることができました。
桜の満開にはまだ早いと言うことで、思ったほど人も多くはなく、行列に並ばずにすんなりと坂下門をくぐることができました。
(坂下門の入り口付近)
乾通りに入ると、お正月の一般参賀でよく見る宮殿がちらりと見えます。宮内庁の庁舎を左に見ながら、乾通りのそぞろ歩きが始まります。
家族の話では、伊豆の山奥のようにウグイスがしきりに鳴き交わしていたそうです。乾通りは広大なお堀沿いに続く一本道。お堀を谷のように挟んだ右手は皇居東御苑と面しています。起伏の多い皇居は野鳥にはうっけつけの住み処のようです。
残念ながら、満開の桜を楽しむことはできませんでしたが、噂に聞く道灌堀や古い長屋など、歴史的な遺構を存分に堪能することができました。
(道灌堀に咲く桜)
(古びた佇まいの長屋と枝垂れ桜)
道の途中、右手のお堀を渡る橋があります。この橋を渡ると、江戸城の天守台跡の巨大な礎石を見ることができます。
(右の石垣奥に天守台跡。お堀越しに竹橋、一橋方面を見る)
桜を楽しまれるなら、「乾門」を抜けた後は、左折して「千鳥ヶ淵」の桜を楽しまれるか「北の丸公園」から日本武道館を目指されると良いでしょう。(水)
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■参考リンク先
宮内庁(皇居乾通り一般公開について)
■朗報!一般公開が4月3日まで延長
平成28年3月25日(金)から3月31日(木)までの開催予定期間で実施中の皇居乾通り一般公開について,乾通り沿いの桜の開花状況にかんがみ,実施期間を4月3日(日)までの3日間延長します。
(「皇居乾通り一般公開について」より引用)