昨日の2月14日、早くも春一番が吹きました。
強い風とともに季節外れの暖かさとなり、東京都内の公園では半袖姿もチラホラ見受けられました。
関東・東海・北陸・中国で「春一番」...気象庁
気象庁は14日午前、関東と東海、北陸、中国で「春一番」が吹いたと発表した。
低気圧の影響で各地で南風が強まり、最大瞬間風速は東京都心で21・4メートル、静岡市で17・7メートル、名古屋市で13・6メートルを観測した。
(ヨミウリ・オンライン・社会 2016年2月14日掲出)
ところで、当コラムで話題にしたとおり、この春一番は地域限定の自然現象です。
東北には吹かない木枯らし一号、春一番
Q&A
Q.東北では春一番、木枯らし1号、紅葉予想の発表はないのでしょうか?
A.ありません。
気象庁では、立春(2月4日)から春分の日(3月20日頃)までの間で
次のような気象条件が成り立つと春一番を発表しています。
1,低気圧が日本海側にある
2,南よりの風が吹いている
3,最大風速8m/sである
4,最高気温が平年値または前日より高い
東北でもこのような風が吹くことはありますが、その後に北西からの季節風が吹き、冬に逆戻りするために春一番とは言いません。 これは北海道も同じです。 沖縄など南西諸島でも春一番の発表はされていませんが、これは日本海側の低気圧により吹く南風がそれほど強くならないためです。
(後略)
(出展:秋田地方気象台 Q&Aより)
([162]東京、大阪にしか吹かない木枯らし一号 より引用)
春一番や木枯らしは、歌にもうたわれており、季節の風物詩と思いがちですが、地域によってはなじみのない季語となります。
これからまだ寒の戻りもありそうです。防寒対策に気を抜かず、心して春の到来を待ちましょう。(水)
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