東京都が編集発行し、今年9月に東京都民に無料配布した防災マニュアル『東京防災』。当コラムでも9月30日にご紹介しました。
[145]受け取りました。東京都作成の防災ブック「東京防災」
この冊子、都民以外の方や企業にも人気のようで、東京都が11月16日から一般販売したところ、またたく間に売り切れ続出のようです。
■写真は筆者の自宅に配布されたもの
340ページの都民向け防災ブックがまさかの品切れ 企業爆買い影響
東京都が災害時の対処法などをまとめた都民向けの防災ブック「東京防災」を都庁などで一般販売したところ、企業などによる"爆買い"が相次ぎ、わずか3日で品切れ状態となったことが18日、分かった。一冊140円という安さが人気を呼んだとみられる。
現在は在庫をかき集めるなどして対応しているが、都の担当者は「何冊売れて何冊残っているのか、把握しきれない状態」という。
東京防災は防災意識向上に向け、都が750万冊を作成。内容約340ページというボリュームも話題になった。9月から都民に無料配布していたが、都民以外からも要望があり、今月16日に都庁や一部書店で販売を始めた。
反響は予想以上に大きく、個人によるまとめ買いのほか、民間企業が千冊単位で注文するケースも。担当者は「増刷するかは今後の検討課題」としている。
(産経ニュース 2015年11月19日掲出)
購入は以下にて受け付けています。今のところ、在庫切れの店も多いようです。
○直接購入できる場所
1)都民情報ルーム
都庁第一庁舎3階北側(平日9時00分~18時15分)
2)紀伊國屋書店(新宿本店)
○注文を受け付けている書店
1)紀伊國屋書店(新宿南店、吉祥寺東急店)、三省堂書店(都庁店)、オリオン書房(立川ルミネ店)
2)東京都書店商業組合加入の書店(都内約400店舗)
問い合わせ先、注文方法は以下のサイトからご確認ください。
・東京都>有償刊行物>「購入方法」
筆者のオススメは、災害発生時に役立つ知恵や工夫をイラスト付きで解説した「もしもマニュアル」(第4章)です。
■レジ袋で簡易おむつを作る方法を紹介
また、阪神・淡路大震災や東日本大震災などで被災された方の体験をまとめた「被災者の声に学ぶ」は、さまざまな教訓を現実のものとして受け止められるようになります。
わずか140円で災害から生きのびる知識を手にできる『東京防災』。いざというときにあなたの家族を助けてくれる心強い味方となるでしょう。(水)
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■関連リンク
○防災ブック『東京防災』
あまり知られていませんが、『東京防災』は小学生・中高生用もあります。(pdf版)
○防災教育教材・防災ノート「東京防災」(東京都教育委員会作成)