ふつうのヨーグルトより、すっぱくなくて食べやすいカスピ海ヨーグルト。独特の粘りがあるのも人気です。
このカスピ海ヨーグルトを手作りします。ポイントは殺菌と温度管理。週末にまとめて作ると、一週間は食べ続けられます。胃腸の調子もこれで万全。(水)
【用意するもの】
A.ヨーグルトの種菌
B.成分無調整・生乳100%の牛乳 500~700CC
C.蓋付きビン(ない場合は牛乳パックのままでも可)
D.大鍋(湯せん用。気温が20度以上なら不要)
1.ヨーグルトの種菌は、市販の種菌を購入する方法と、完成品からいただく方法があります。手近な入手方法は、市販のカスピ海ヨーグルトを買ってくることです。
2.大さじと蓋付きビンを煮沸消毒します。乾燥して温度が下がるのを待ちます。
3.ビンに牛乳500CCを入れ、ビンごと大鍋のお湯につけて、牛乳の温度を25度くらいにします。
4.ヨーグルトを煮沸消毒した大さじで2~3杯、ビンに移します。
(気温が20度以上なら室温で発酵します)
5.ビンのふたをしっかりと閉めます。湯温が下がったら、コンロで鍋ごと暖めるか、お湯を入れ替えて、25度を目安に12~24時間保ちます。お湯は手を入れて、少しぬるいくらいが適温。
カスピ海ヨーグルトが繁殖する適温は20~30度といわれています。完成までこの温度をキープします。気温が低いと完成まで48時間以上かかります。
この作業中は何と言いましょうか、ヨーグルトを湯冷めさせずにお風呂に入れてあげている感じになります。
6.ビンのふたを時々開けて、空気を入れると、菌の働きが良くなるようです。
7.とろとろ、もしくは固まってきます。新鮮なヨーグルトの香りがしたら、完成です。
8.ヨーグルトの真ん中あたりを大さじ2~3杯取って、次のヨーグルトの種菌にします。
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※雑菌が入らないよう道具や器を煮沸するのが、おいしく仕上がるコツです。
※牛乳パックはフタをしっかり閉めないと、雑菌が入りやすくなり失敗の原因となります。発酵に適した牛乳は成分無調整のタイプです。
※種菌は定期的に冷蔵したり冷凍すると、活性化して繁殖力が旺盛になります。