「できる!」ビジネスマンの雑学
2015年08月10日
[111]バッテリーレンタル式電動スクーター、台湾発

 電動アシスト自転車に電気自動車(EV)と電気で走る交通手段が増えていますが、台湾では新しい利用形態の電動スクーターが登場しました。

バッテリーレンタル式電動スクーター Gogoro が出荷開始。
スマホで電池交換予約やロック解除
 スマートフォンメーカー HTC の元幹部が立ち上げた電動スマートスクーター Gogoro が、台湾の台北市と新北市でサービスを開始しました。
 Gogoro は街中に設置されたバッテリーボックスに使用済みバッテリーを返却すれば、その場で充電済みバッテリーを借りられるバッテリーレンタル方式を採用しています。このためユーザーは充電時間を気にせずに Gogoro を利用できます。
(中略)
 最高速度は約95km/h、0-50km/h の加速は約4.2秒。航続距離は満充電のバッテリーなら約97km。
 1台あたりの価格は12万8000台湾ドル(約50万円)。この価格にはバッテリー交換料や24時間対応のロードサービス費用(いずれも2年間)なども含まれます。サブスクリプション(月額制)の場合は299~899台湾ドル(約1200~約3500円)となっています。
eXciteニュース 2015年7月27日)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20150727/Engadget_gogoro.html

 バッテリーの充電時間を確保することは、欠かせませんが、意外に忘れがちです。また、充電時間が長くなると次に使えるまでの待ち時間が発生して、イライラの原因にもなってしまいます。
 バッテリーレンタル方式であれば、満充電したバッテリーにすぐに交換できますから、とても理にかなった方式です。
 しかも、ユーザーはバッテリーを買い取るわけではないので、バッテリー寿命問題に気を揉まずにすみ、精神衛生上もよさそうです。

 日本の電動自転車、電気自動車はほとんどがバッテリーは買い取りとなっており、アシストや走行距離が短くなっていくことが問題となっています。一般的な電動自転車を例に取ると本体価格の内30%(本体10万円、電池3万2千円)、乗用車では28%程度をバッテリー代(本体350万円、電池100万円)に支払っているようです(筆者調べ)。
 バッテリーは新品で購入しても、数年で性能が半減、もしくは使用に適さなくなるようですから、日本のメーカーもバッテリーレンタル方式を導入してもらいたいものですね。(水)

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gogoro 公式サイト
https://www.gogoro.com/smartscooter/faster

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