「できる!」ビジネスマンの雑学
2015年04月10日
[031]カンタン手料理-4 構雄造商店のはんぺん
秋葉原の名店、構(かまえ)雄造商店のはんぺんが名残惜しい
2014年12月20日、東京・秋葉原の外れ、末広町の構(かまえ)雄造商店がひっそりと閉店しました。創業は明治から大正へ年号が切り替わる1912年。百年を越す老舗が突然閉店したことに、あちこちから驚きの声が上がりました。構雄造商店は手作りおでん種の専門店で、確かご主人は三代目。構雄造とは初代の方のお名前のようです。
構のはんぺんは真ん中が富士山のように盛り上がった独特の形。やわらかくも弾力があり、口に入れると溶けてゆきつつ旨みが沁み出し、手作りのはんぺんはこんなにおいしかったのか、と叫ばずにはいられないうまさ。煮てよしあぶってよしの極上の味。
(写真提供:フォト秋葉原)
構雄造商店がテレビで紹介されるたびに「お昼前に売り切れて常連さまにご迷惑をおかけします」と困り顔のおかあさん。夏の暑い盛りには「傷みやすいからお気をつけて」と送り出してくれました。
品揃えは夏も冬も一緒。一年中おでん種が買える不動のメニューで、東京の下町の味を守り続けた懐かしさいっぱいの名店でした。
おかあさん、ごちそうさまでした。そしてお疲れ様。
【手作りはんぺんの食べ方】
いいはんぺんが手に入ったらそのまま炭火で軽くあぶって、辛子醤油でいただくことをおすすめします。
(水)