ユネスコ無形文化遺産になった和食。その基本中の基本、だしの取り方です。だしの材料は地方によってさまざまですが、今回は昆布と鰹節で煮出すやり方をご紹介します。
だしには粉末タイプや袋入り、だし入り味噌などお手軽なものが出回っていますが、昆布と鰹節という黄金コンビの旨味と力強さにはインスタント調味料は到底かないません。
準備が整っていれば、台所に立つ時間は10分程度です。味の違いを化学調味料と比べてみませんか。
材料:
道具:
作り方:
だし取りが面倒な方は一度に2~3回分を作り置きしてもいいでしょう。保存期間は冷蔵庫で数日、冷凍で2週間程度なら風味も残ります。
だしを取った後の昆布や削り節をどうするのか、悩むところです。筆者はだし取りして冷ました削り節をネコにあげたところ、無情にもひと舐めしてそっぽを向かれてしまいました。旨味が抜けた鰹節はネコもお気に召さないようです。
(たそがれるネコ)
いさぎよく捨てるか、コンポストに投入して肥料にするのがよいでしょう。(水)
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この雑学の対象は働く男性かしら?
出汁を取った後の鰹節は確かに犬も見向きもしませんでしたが、昆布は細かく刻んで 甘辛で炊いて昆布の佃にします。結構イケます。
今やネットで何でも検索できる世の中、出汁の取り方は クックパッドなどでも簡単に検索出来ますから、活字だけの表現なら、視覚に向かってというより 出汁の香りや味覚が匂わないからこそ、味わえないからこそ 、殊更に筆者の自己表現で書いて、あー美味しい出汁の効いたうどんが食べたくなった…とか、そう読者に思わせたら 読み物としては面白いかなぁ~と、私なんか思いました。
ラーメンの時のように(笑)
はじめまして かすみさん。
このコラムは男女を問わずビジネスマンの皆様に読んでいただけたらと思っています。最近、お手軽なだし調味料が出回っていますが、その味にならされてしまうと、本当のだしの味を忘れてしまいそうで、普段わたしがやっているだしのとり方を書いてみました。
かつおぶしも昔は削り器でそのつど削っていたのに、いまでは削った状態で袋入り。名前は同じ料理でもどんどん味が変質していることに驚きます。有名なうどん店の元オーナーにだしについて聞いてみました。鰹節の旨味は上等の削り立てを大量に入れないと出ないそうです。家庭で使うかつおぶしは香り付けと割り切って、分量はこだわらなくてよい。安定した味を出すにはいりこだしが一番よいそうです。だしは奥が深くて難しいテーマです。
昆布の活用はよいお話ですね。ただ、あれもこれもと増やしては、初心者とくに男性のやる気を削いでしまいます。ついでのひと品は腕の見せ所ではありますが、今回は見送りました。
次のコラムに丸幸ラーメンセンターの写真を用意しましたので、しばらくの間、そちらで我慢してください。今はなき佐賀海苔乗せバージョンです。