著 者 | 左巻 健男 |
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定 価 | 1,540円(税込) |
初版発行 | 2019.1.25 |
ISBN | 9784756920119 |
ページ | 224 |
版 型 | B6並製 |
身近にあふれる《細菌・菌類・ウイルス》の不思議を楽しく解説!
私たちの生活は目には見えない(ことが多い)微生物とともにあります。
「菌」といえば「ばい菌」や、風邪やインフルエンザ、そして病気を引き起こす「怖いもの」と思いがちです。
あるいはカビなどを見て「気持ち悪い」とイメージする人もいるかもしれません。
でもそれだけが微生物ではありません。
おししい食品に代表されるように、日本の食卓には微生物なしにはつくれないものがたくさんあります(醤油、味噌、お酒、パン、ヨーグルト……等々)。
そして何より、私たち自身の体の中にも、100兆個ともいわれる微生物が共生しています。
また、良質な土作りや上下水道の運営にも、微生物が大きな役割を果たしています。
このような私たちの身近にあふれる「微生物」のあれこれを、中学生レベルの科学知識でも読みこなせる1冊にしたのが本書の特徴です。
ぜひ目に見えない(ことが多い)「微生物」の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
内容例
・体臭はどうやって発生するの?
・お肌を洗いすぎるのは美肌に悪い?
・がまんしたおならはどこへいく?
・納豆の旨味と粘りはどこから生まれるの?
・おにぎりは素手で握ると危険?
・風邪とインフルエンザの違いは何?
・ピロリ菌には世界人口の半分が感染している?
▼目次
第1章 「微生物」ってどんな生物なの?
第2章 人間と一緒にくらす「常在菌」
第3章 「おいしい食品」をつくる微生物
第4章 「分解者」としての微生物
第5章 「食中毒」を起こす微生物
第6章 「病気」を起こす微生物
▼著者より
本書は、次のような人たちに向けて書きました。
・身のまわりにあふれる微生物について知りたい!
・図鑑的な解説ではなく、私たちとその微生物の関係の中で役立つ知識、おもしろ知識を知りたい!
細菌や菌類(カビやキノコ)、ウイルスなどのとても小さなミクロの生命たち。
肉眼で見えるものもありますが、多くは顕微鏡やさらに高倍率な電子顕微鏡でしか姿を見ることはできません。
微生物と聞くと「ばい菌、カビ、ウイルス」を思い浮かべ、食中毒や感染症を引き起こすことから「怖い! 」「不気味! 」と思う人がいるかもしれません。
たしかに食中毒や感染症は人間と微生物の不幸な関係ですが、人間と微生物の関係はそれがすべてではありません。
自然界では有機物を分解して地球環境を美しく保ってくれています。
微生物なくして自然の生態系は成り立ちません。
微生物が活躍しておいしい食べ物や飲み物がつくられたり、病気を引き起こす細菌をやっつける抗生物質がつくられたりしています。
人類は未だ微生物の世界の全貌をとらえてはいません。
よく微生物を調べるために綿棒をこすりつけて採取したものをシャーレの中ので培養して、出現したコロニーから「ここにこんな微生物がいる! 」という映像を見ることがあります。
しかし、その方法で見られるのは採取したほんの一部です。
土の中の微生物でさえ採取した100個のうち1つが生えるかどうかといいます。
現在、微生物のDNAを抽出してそれを大幅に増やして次世代シーケンサーという機器で解析する方法があらわれて、たとえば、私たちの体にすみついている微生物の種類や数が桁違いに多かったことがわかってきました。
私たちの体をつくる細胞約37兆個よりも、私たちの体にいる微生物の数のほうがはるかに多いと考えられています。
本書は微生物について「あれもこれも」ではなく「これだけは」という内容に絞って展開しました。
本書がみなさんと微生物の出会いのきっかけになったら嬉しいです。
▼著者紹介
法政大学教職課程センター教授
専門は、理科・科学教育、環境教育
1949年栃木県小山市生まれ。千葉大学教育学部卒業(物理化学教室)、東京学芸大学大学院教育学研究科修了(物理化学講座)、東京大学教育学部附属高等学校(現:東京大学教育学部附属中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授等を経て現職。 『理科の探検(RikaTan)』誌編集長。中学校理科教科書編集委員・執筆者(東京書籍)。
著書に、『暮らしのなかのニセ科学』(平凡社新書)、『面白くて眠れなくなる物理』『面白くて眠れなくなる化学』『面白くて眠れなくなる地学』『面白くて眠れなくなる理科』『面白くて眠れなくなる元素』『面白くて眠れなくなる人類進化』(以上、PHP研究所)、『話したくなる! つかえる物理』、『図解 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』、『図解 身近にあふれる「生き物」が3時間でわかる本』(明日香出版社)など多数。
※本書は電子書籍(アマゾン「Kindle」)も販売しています。
私たちの生活は目には見えない(ことが多い)微生物とともにあります。
「菌」といえば「ばい菌」や、風邪やインフルエンザ、そして病気を引き起こす「怖いもの」と思いがちです。
あるいはカビなどを見て「気持ち悪い」とイメージする人もいるかもしれません。
でもそれだけが微生物ではありません。
おししい食品に代表されるように、日本の食卓には微生物なしにはつくれないものがたくさんあります(醤油、味噌、お酒、パン、ヨーグルト……等々)。
そして何より、私たち自身の体の中にも、100兆個ともいわれる微生物が共生しています。
また、良質な土作りや上下水道の運営にも、微生物が大きな役割を果たしています。
このような私たちの身近にあふれる「微生物」のあれこれを、中学生レベルの科学知識でも読みこなせる1冊にしたのが本書の特徴です。
ぜひ目に見えない(ことが多い)「微生物」の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
内容例
・体臭はどうやって発生するの?
・お肌を洗いすぎるのは美肌に悪い?
・がまんしたおならはどこへいく?
・納豆の旨味と粘りはどこから生まれるの?
・おにぎりは素手で握ると危険?
・風邪とインフルエンザの違いは何?
・ピロリ菌には世界人口の半分が感染している?
▼目次
第1章 「微生物」ってどんな生物なの?
第2章 人間と一緒にくらす「常在菌」
第3章 「おいしい食品」をつくる微生物
第4章 「分解者」としての微生物
第5章 「食中毒」を起こす微生物
第6章 「病気」を起こす微生物
▼著者より
本書は、次のような人たちに向けて書きました。
・身のまわりにあふれる微生物について知りたい!
・図鑑的な解説ではなく、私たちとその微生物の関係の中で役立つ知識、おもしろ知識を知りたい!
細菌や菌類(カビやキノコ)、ウイルスなどのとても小さなミクロの生命たち。
肉眼で見えるものもありますが、多くは顕微鏡やさらに高倍率な電子顕微鏡でしか姿を見ることはできません。
微生物と聞くと「ばい菌、カビ、ウイルス」を思い浮かべ、食中毒や感染症を引き起こすことから「怖い! 」「不気味! 」と思う人がいるかもしれません。
たしかに食中毒や感染症は人間と微生物の不幸な関係ですが、人間と微生物の関係はそれがすべてではありません。
自然界では有機物を分解して地球環境を美しく保ってくれています。
微生物なくして自然の生態系は成り立ちません。
微生物が活躍しておいしい食べ物や飲み物がつくられたり、病気を引き起こす細菌をやっつける抗生物質がつくられたりしています。
人類は未だ微生物の世界の全貌をとらえてはいません。
よく微生物を調べるために綿棒をこすりつけて採取したものをシャーレの中ので培養して、出現したコロニーから「ここにこんな微生物がいる! 」という映像を見ることがあります。
しかし、その方法で見られるのは採取したほんの一部です。
土の中の微生物でさえ採取した100個のうち1つが生えるかどうかといいます。
現在、微生物のDNAを抽出してそれを大幅に増やして次世代シーケンサーという機器で解析する方法があらわれて、たとえば、私たちの体にすみついている微生物の種類や数が桁違いに多かったことがわかってきました。
私たちの体をつくる細胞約37兆個よりも、私たちの体にいる微生物の数のほうがはるかに多いと考えられています。
本書は微生物について「あれもこれも」ではなく「これだけは」という内容に絞って展開しました。
本書がみなさんと微生物の出会いのきっかけになったら嬉しいです。
▼著者紹介
法政大学教職課程センター教授
専門は、理科・科学教育、環境教育
1949年栃木県小山市生まれ。千葉大学教育学部卒業(物理化学教室)、東京学芸大学大学院教育学研究科修了(物理化学講座)、東京大学教育学部附属高等学校(現:東京大学教育学部附属中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授等を経て現職。 『理科の探検(RikaTan)』誌編集長。中学校理科教科書編集委員・執筆者(東京書籍)。
著書に、『暮らしのなかのニセ科学』(平凡社新書)、『面白くて眠れなくなる物理』『面白くて眠れなくなる化学』『面白くて眠れなくなる地学』『面白くて眠れなくなる理科』『面白くて眠れなくなる元素』『面白くて眠れなくなる人類進化』(以上、PHP研究所)、『話したくなる! つかえる物理』、『図解 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』、『図解 身近にあふれる「生き物」が3時間でわかる本』(明日香出版社)など多数。
※本書は電子書籍(アマゾン「Kindle」)も販売しています。
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読者の感想
毎日、読んで私に教えてくれます。
子どもにとっても非常に参考になるものです。
昔々、ノロウィルスにやられたことがあった。その原因がわかった気がする。
年令とともに体臭がかわってきたのも気になっていたので、ガッテンしました。
イラストつきで微生物に親近感が湧いてとても楽しんで読むことができた。
解説もとてもわかりやすかった。
生物が私たち人間の生活にどう関係しているかがわかって、これから生活していく上で微生物のことも考えながら過ごしていこうと思った。
1つ1つの項目が短くまとめられているので読みやすかった。今まで誤解していた内容も改められ、そうだったのか!という事も多かった。
しかし、誤植や誤変換がいくつもあって目立ち、読んでいてあまり気分の良いものではなかったのが残念である。