はじめに
──一刻も早く、自分の指示命令を幹部や社員が理解し、活動して成果 を上げることを期待しているが……
応急処置編──まず自分を知って実践してみる
1・自分の指示命令のあり方を知って処置する
指示命令の出し方でわかる社長の3つの病気
幹部や社員に自信を持って指示命令できない傾向のある社長
(1)症状(2)原因(3)対策
指示命令を細かい点まで、しかも過剰に行う傾向のある社長
(1)症状(2)原因(3)対策
指示命令はするが、徹底されず腰砕けになる傾向のある社長
(1)症状(2)原因(3)対策
2・指示命令の5W1Hを改善して処置する
社長の指示命令は“いい加減”ではありませんか?
単純なことだからこそ、常にひと呼吸おいて自問してみること
準備編──社長の指示命令は準備が肝心
1・自社の現実を直視する
社長は、自社の現実をどれだけ把握しているか?
なぜ社長は自社の現状を間違えて把握するのか?
(1)誤った現状把握が誤った意思決定を招く
(2)社長が自社の現状を間違える理由
社長が持つべき自社の現状を客観的に見る視点
(1)幹部や社員を客観的に見る
(2)経営機能を分析的に見る
(3)経営環境の変化をつかむ
(4)顧客満足度をつかむ
(5)企業業績を理解する
社長が正しい現状を認識するための方法
(1)人の話を素直に聞く
(2)現場を戦略的に見る
(3)現状認識は常に間違っているという前提でいる
2・目指すべき方向を明らかにする
社長の指示命令が終始一貫せずに“ぶれる”理由
(1)指示命令を行った時点と環境が変わってしまった
(2)社長の指示命令が正しく伝わっていなかった
(3)社長の考え方がまとまっていないまま指示命令を出していた
社長が示すべき方向とは?───経営ビジョン
経営ビジョンはどんどん変化させてよい
3・自分の経営能力を高める
社長に求められる5つの経営能力
社長の経営能力はどうすれば高められるのか?
社長の仕事───それはやっぱり幹部・社員への指示命令
(1)将来の構想づくり
(2)戦略的な意思決定
(3)経営管理
幹部・社員も指示命令の受け方を学んでいく
実行編──的確な指示命令を実行する
1・日常活動の中での幹部・社員への指示命令
幹部・社員から見た“社長の困った指示命令”
目に見えて、理解、実行、成果の出る指示命令
社長の指示命令の“これだけはしてはいけない”こと
2・会議は社長の最高の指示命令の場
中小企業においてどれほど会議が重要なのか?
社長が直接、幹部全員に指示命令する経営幹部会議
(1)次々と課題を処理していく経営幹部会議
(2)経営幹部会議の成果は社長の準備で決まる
(3)会議の仕切りは社長が行う
3・経営幹部会議開催のツール
(1)開催企画書
(2)準備チェックリスト
(3)会議スケジュール
(4)会議議事録
4・経営幹部会議の進行ルール
社長が行うべき会議妨害者撲滅のテクニック
経営幹部会議 会議十則
チェック編──指示命令はチェックされて初めて活きる
1・指示命令どおりにいくことは決してない!
もっとも重要な行動基準である指示命令の“即行”の風土を作れ
(1)グズという深刻な病
(2)即行の効用
(3)即行の風土づくり
(4)即行教育
指示命令が実行されたか徹底的に追及する
(1)指示命令の結果の確認
(2)報告があがってくる風土づくり
(3)指示命令どおりには決していかない
(4)追求するほうが勝つか? 追及されるほうが逃げ切るか?
2・社長の指示命令の成果は数字で評価される
活動の成果は必ずデータで検証する習慣をつける
(1)データで成果を検証する
(2)企業の中でチェックすべき数字──バランススコアカードの4つの視点
実績データから異常値と課題を発見する
指示命令のできる実績データの作らせ方
月次の実績データの事例とその見方
(1)月次データの事例
(2)月次実績データの見方
3・指示命令を徹底するための社長の日常活動
社長は見られている───社長と幹部・社員の信頼関係は日常にある
社長は日常の姿勢にもっとも注意しなければならない
社長の指示命令十訓
最後に・・・