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著 者 |
不破 俊輔 |
定 価 |
1680円(税込) |
初版発行 |
2008.5.12 |
ISBN |
ISBN978-4-7569-1193-3 |
ページ |
240 |
版 型 |
B6並製 |
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創業したときの300倍の売上を記録した会社がなぜ10年余りのうちに自己破産へ追いやられてしまったのか。生々しい実録を元に、会社を潰さないための考え方を身につける。 |
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第1章 会社を大きくするということ
■ NHK『クローズアップ現代』などで破産企業の代表として放映される
■ 北海道の経済の現実
■ 人は「何もかもたくぎん破たんのせい」というが
■「NHKはたくぎん破たんと北海道経済をどうむすびつけるのか」
■ 建設業における「本社」と「本店」の意味
■ 一度の取材でNHKに3度登場
■ 反響の大きさにおののく
第2章 会社の上り坂、下り坂、まさか坂
■ 田中管工株式会社・上り坂のころ
■ 設備業というもの
■「拡張と内部保留」のバランスをどうとるか
■ 成功した「札幌進出」で「内部留保」蓄積に失敗
■「まさか坂」の放火
■「息子の入社は中小企業の担保だ」
■ 跡を継いだ息子は「やりすぎ」でちょうどいい
■「社長の思い、子に通じず」
■ 会社が傾くとともに、親子間にもスキマ風
■ 経営者は会社に命をかける
第3章 どんな経営も時の流れには勝てない
(1)いつの時代も経営は政治に左右させられる
■ 二〇〇一年度予算が「行政不況」のひきがねか
■「営業活動・談合が変わった」
■ あるべき取締役会とは
■ 経営者の資質(経営者能力=competency)
■ 取締役の資格
■ 提案のない役員会に意義はあるのか
■「全会一致の幻想」から目覚めよ
■ 活路を求めて「東京営業所拡充」へ
(2)「まさか坂」の次にまたまた「まさか坂」税務署の来襲
第4章 リストラの日々 手をうったこと
(1)解雇に入る
■ さらに大幅なスリム化に着手
■「社員25%カットではなく、75%カットをやるべきだった」かも
■ 東京支店担当で「うつ」に
■ 銀行とのかけひきで、財務と営業が対立
■ 「息子を会社に入れるんでなかった」
(2)組織・人事・管理職
■ 軌道修正には「内部留保」が不可欠
■ 金喰い虫の「社内IT」投資
■ 人を見ることの難しさ
■ 工事部門の責任者を任せてみたが
■ 現場に必要なのは『浪花節』経営だ
■ 最後は、人間性の問題だ
(3)「日米年次改革要望書」出身の法規制乱発
■「息子の心はすでに沖縄にあった」
第5章 自己破産へ どうなる! どうする!
(1)破局前のドタバタ、ジタバタ
■「専務が役員会で暴れるらしい」
■ 息子と部長は「自己破産」を検討
(2)破産を決断した日
■ 破産にするにも一千万円かかる!
■「身内への借金返済も法にふれる」
■ 銀行にも社員にも取引先にも内密で準備
■ 倒産宣言の臨時役員会であわてる役員
■ 給与2か月分振りこんでから全員に「解雇通告」
第6章 破産するとどうなるか
(1)新聞に報道され、温泉へ避難
■ 破産手続開始申立て
■ 札幌地裁で審尋(しんじん)を受ける
■ 破産申立弁護人と破産管財人
(2)社員の再就職と社員の気持『でも、いい会社でしたね』
■ 破産後の鬱々(うつうつ)たる日々をいかに過ごすべきか
■ 破産して知る、「商売の恐ろしさ」
■ 妻に申し訳ない。その妻に救われている
(3)否認対象行為 資金繰りのためにお金を貸してくれた姉への返済を否認される
■ 否認された全額(二九○○万円)は和解で一二○万円ですんだ
(4)債権者会議
■ 自己破産をして困ること
第7章 再出発
(1)父と子の再出発、息子は沖縄へ
(2)「失敗学」としてのまとめ
おわりに |
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