子どもの心・・・とタイトルにはあるのですが、今回私がオススメしたいのは社会人の方。
特にこの春、誰かの上司になった方、または、現在既に誰かに指示を出す立場にいらっしゃる方です。(もちろん!子育て本としても秀逸ですので、悪しからず。)
世の中が変わり、世代が変わり、何よりものの捉え方や考え方が変わる。それに由来する、世代間のギャップ・・・。仕事中、様々な場面においてジレンマを感じる・・・感じたことはありませんか?まあ、このテーマ、古来より普遍な課題だとも思いますが・・・。
この本の良いところは、わかりやすくていねいな事例がふんだんにあって、かつ実用的であること。休日にゆっくりとご自宅で腰を据えて読むのは勿論、日常の通勤で読んでもわかりやすく書かれているためか、電車の中でも自然と頭に入ってきます。
私もこの本を読んで早速、仕事場や私生活でいくつか試してみました。ちなみに、実生活でも小さな子供がおります。で、仕事場でもそうですが、少し考え方やしゃべり方、接し方を変えるようにしました。最初は少しだけ意識する位でしたが、継続して短期間取り組んでいたところ、明らかに受け取り手の表情や、私に対する接し方などに以前とは違う(変化までいくかは微妙ですが・・・)面がみられるようになってきました。
私は普段、一度読み終えた本を読み返すことはしないのですが、この本が有効活用出来ることがわかってからは、時間がある時などに目を通すようにしています。
もしも貴方が現在、何らかの場面で、ご自身の部下等の教育方法やその指示力に少しでも疑問をお持ちならば、悩む前に是非一度、この本をお手に取る事をオススメします。
ブックファーストアトレ吉祥寺店
岩崎高史
書名 :子どもの心のコーチング
著者 :菅原 裕子
出版社 :PHP研究所
ISBN :9784569668932
本体価格 :580円