ちょうどこの時期、人類の起源であるといわれるアフリカの地で行われているであろう、サッカーの
ワールドカップを皆さんもご覧になっているでしょうか?
私もこの世界最大の大会を、心から待ち望んでいた多くのファンの1人です。
残念ながら、我らが日本代表は・・・今頃・・・どうなっているのだろう・・・。
これをご覧の方も、私も既に結果はご存知のこととは思いますが・・。
そんな私にとっての楽しみのひとつに、海外各国で行われている各リーグを自宅やバーなどで、
大好きなビールを飲みながら観ること (主にイギリス・プレミアリーグ所属、マンチェスターシティの
15年来のファンです)があります。特に欧州で繰り広げられるそれは、 "サッカーじゃない、フット
ボールだ!"という言葉そのもの。スリリングで美しく・時に儚く・かつ醜く、それらは私の身体の
"何か"を激しく揺さぶって止みません。
そのフットボールを操る"監督"に皆さんは注目されたことがあるでしょうか?
彼らによって、ある何かに迷ったチームがまるで魔法をかけたように明日には違う集団へと変化する
ことがあります。戦術?人柄?・・俗に"名将"と謳われる者にはそれらを超越した、スペシャルな何か
があるのでは・・??私はそう思います。そして、それこそ私が知りたいものでもあります。
本書から伝えたいこと、実はこれ、サッカー漫画としてもすこぶる面白いのですが、ビジネス書としての購読を是非ともオススメしたいと思います。正に、1粒で2度美味しい!
どんな球技からでもそうだと思うのですが、会社や仕事・学校にサークル、集団になる限りは先にのべたような戦術etcが充分に役立つと私は思っています。現在の"チーム"に名将的な魔法をかけられたら・・適材適所、ライバル、心理戦術・・。コーチングやリーダー術、チーム戦術と読まれても、非常に秀逸な作品です。もちろん、ゲームには時間制約もあります。さて、定時で結果を出し帰宅するためには・・・?と、こんな感じです。いかかでしょうか?
本書の主役はあくまで"チーム"です。そこに達海猛という監督のエッセンスとタクトが加わります。ビジネス書では壁が高い・・読み難い・・そんな方にはより読んでいただきたい。ある・いる人材と環境で人は変わり、以前は手が及ばない世界をもきっと凌駕してしまえる。本書はあくまでサッカー漫画かもしれませんが、たくさんのビジネスマン・社会人としての処世術がぎっしり詰まっております。
是非ともたくさんの方に読んでいただきたい作品です。
日本サッカー協会の人にも読んでほしいなぁ・・・。
ブックファーストアトレ吉祥寺店
岩崎高史
書名 : GIANT KILLING (1~15巻、以下続刊)
著者: 綱本将也 作、ツジモト 画
出版社:講談社
本体価格 : 570円 (第1巻)
ISBN : 9784063725933 (第1巻)