中学生になった息子が自転車に興味を持つようになりました。一緒に走る自転車が通勤用のママチャリしかありません。なので私も中学生時代におねだりして買ってもらったマウンテンバイクを修理してもらうことにしました。屋根付き、屋根無しと置き場をこちら都合で点々とされてきたかつての愛機。カバーをかけていたとはいえ雨の跳ね水によってサビも出てブレーキワイヤーも切れかかっていたりと30年の時を経た相当の旧車状態でした。
写真が修理された丸石サイクルの「ブラックイーグル(クロカンモデル)」です。当時では超ド派手なカラーリング(いまは退色)でした。この色使いに時代を感じさせますね。Reebokに蛍光色の靴紐が流行した時代だったかな?オーバーホール後はホワイトレターの入ったスリックタイヤを付けてます。カーブの度にチュルチュルチュルとタイヤ音が心地よかったです(調子に乗っていたら派手にすっ転んで両ひじ両ひざに深い擦り傷を負ったので今は恐怖でしかない・・・)。路面抵抗が少ないスリックタイヤか、軽さか、当時のギア比なのか分かりませんが、かなりの速度が出ます。もう若くないオジさんの私にはちょっと怖いマシンなのです。
このように世代を超えて同じことが起きているのですが出版も同じことが言えます。いまはもう流行らなくなったタイトリングや企画が振り子のように戻ってくることがあります。ですから一方的に終わった!という決めつけ頭でいると企画の瞬間を逃すことになります。とにかく編集者も営業マンも好奇心が命です。好奇心と猜疑心のスイッチが良い企画を作るコツではないかと思ったりしています。
※この内容はFaceBookでも紹介しました