松下幸之助さんから松下政経塾の初代塾頭を任された上甲晃先生が塾長をしている「志」青年塾のセミナーが22日から23日に開催されました。そして、そして、そそ、そして、ついに経営者の聖地へ入ることができました。
PHP研究所の京都本部内に松下資料館はあります。Peace and Happiness through Prosperity の頭文字をとったものがPHPの社名となります。意味としては「繁栄によって平和と幸福を」だそうです。
https://www.php.co.jp/company/
同じビジネス書を出版している会社さんではありますが、規模がまったく違います。そしてやっている内容も多岐にわたりまして、文字通りPHP(Peace and Happiness through Prosperity)の活動をしていらっしゃいます。松下幸之助さんの考え方を普及していくことも目的です。ですから営業とはいいません。営業部は普及部と呼ぶそうです。
松下幸之助さんは晩年になってから「ようやく素直の1年生になれました」といったそうです。それほど素直の「道」を究めるというのは難しいことなのでしょう。あの松下さんでさえもほぼ一生かかって素直を会得しようしたのですから、私ごとき小さき人間にはどれほど大変なことか・・・と思いつつ、頑張ろう!という熱い想いが込み上げてきます。写真のように資料がたくさん掲示されています。また電子検索機でも文献を探せます。 とても1日では見切れない資料がそこにはあります。時間を見つけてまた訪問したいと思います。
京都は紅葉が一番きれいな季節です。落ち葉も風情があります。さて「風情」といえば思い出すエピソードがあります。イエローハットの創業者である鍵山さんは掃除の神様と呼ばれています。17年前に伊勢神宮の研修施設で外庭の枯葉掃除をする班に私はなりました。当時の研修生が鍵山さんに「落ち葉を掃いても次から次へと落ちてきます、無駄では」と声をかけました。たぶんこの手の質問が多くされるのだと思います。すぐに「落ちる前は汚いですね。でも掃いた後に落ちてくる枯葉は風情ですね。」と返答されていました。さすがです。それまで枯葉の落ち切っていない掃除なんて無駄な事だ!と思っていた私もただただ納得の言葉でした。たとえば左の落ち葉の写真をみてください。宿泊施設そばの曼殊院の道で撮ったものです。すぐそばで朝の掃除をしてくれている方がいて、掃除をした後の道です。た、たしかに美しい・・・。この日は裏千家でお茶の「道」について学ばせてもらいました。
今回のリーダー研修は特別でした。何がというと、「10年後を語りましょう!」という塾長のご指示を53名の前で発表することです。既に30名近い塾生が発表をしました。今回も塾生6名による発表でした。これが研修中ずっと気になっておりました(^_^.) 伊那食品工業の井上社長もいたりするんですから・・・(そりゃ緊張もします)。そしていよいよ発表の時。あ行からスタートということで、ほかの塾生の出方も見れないままに先陣を切りました。タイトルは『Asuka Future Production』です。思いは伝わったかと思います(超がつく早口でしたが)。時間は思いっきり足りませんでしたが(発表することは普段ないので)。普段は考えることが仕事なので(プレゼンは慣れていないのです)。と、言い訳ばかりしているようでは一人前ではないのですね。「素直」に未熟でしたと反省し、次の機会があればしっかりと時間内で熱き思いを伝えられるようにします。この二日間は大変に実りのある研修会となりました。社内の皆にも感謝する石野でした(最後は素直に締めさせていただきます)。