小売業視察ツアーに参加してきました。
今回は極東ロシアであるハバロフスク・ウラジオストクの小売業と経済視察です。
写真:ウラジオストクの港(軍港、漁港、コンテナターミナルに区分されている)
ソ連時代、外国人はモスクワ以外の土地へ行くことを禁じられました。中でも極東は不凍軍港であるウラジオストクをはじめとして軍事施設があり、経済よりも機密が優先されていました。そんな過去を持つ極東の街並みは華やかなモスクワとまったく違い、どこか20年前の中国を思わせるような建物が多く、まさにこれから発展をしていく様相でした。
写真:HONDAのLEGEND(KB1無限)、富豪のクルーザー、ハバロフスクの市場(2枚)、書店
ロシアは1990年代に共産主義から資本主義への転換を図ります。現在の人々の暮らしぶ りは日本人も及ばない大富豪がゴロゴロいる反面、質素に暮らす人が多数います。しかし貧しさを感じるほどではありません。GDPで言えば日本の1/3ほどのロシア。経済制裁などを受けながらも貿易収支はなんとか黒字を維持しているというから驚きです。プーチン大統領の手腕(独裁?)が物を言わ している感じでしょうか。
写真:シベリア鉄道客室移動でシベリア鉄道に乗り11時間かけてウラジオストクを目指しました。この線路はシベリア抑留された方々の多くの犠牲の上に作られたもの。視察団全員で日本人墓地
へお参りをさせてもらいました。『国益』のために他国の人命を犠牲にしたこの行為をシベリア鉄道が後世に残しているように思います。経済視察とは違う視点で考える機会をもらいました。