■新社会人へ贈る言葉 「いい会社に入った!と思ったらそこでおしまい」
私は17年前に『青年塾』という志を学ぶ会を卒塾(わたしたちは出発といいます)しました。松下政経塾の塾頭をされた上甲晃先生が塾長をされております。出発した卒塾生が再び集う機会を得たのは4年前のこと。先生の立ち上げたリーダー向けのセミナーに参加して志が錆びないように生き方の勉強を続けております。見出しの言葉は、上甲先生が松下幸之助さんの言葉として講義で話してくれたものです。簡単にまとめてご紹介します。
~松下幸之助さんが入社式で「いい会社に入ったのではない。あなた方は会社をより良くするために入社したのです!」という話をされた。「きびしい競争を勝ち抜いていい会社に入った、よかった!」と思った瞬間から目につくのは会社の悪いところばかりであるという点を説明されたのだった。昨今の売り手市場と言われる雇用環境の中、人手不足を嫌う企業が手を尽くした結果「この会社は自分たちに何をしてくれるのだろうか」という思いが先行しすぎている。自分たちがこの会社のために何ができるのか、より良い会社にするにはどうしたらいいのかという視点がなければ本人も会社も伸びてはいけない。新人教育のために来てくれた講師に対して「つまらない!」という言葉やSNSの書きこみが平気で出てくる。これは今の若い人の考え方がそもそも間違っているからだ!~
時代は変わっても大切な事はそう簡単には変わりません。会社から何かをしてもらうことを期待する人よりも、一生懸命にやろうとする人に、会社からの注目が自然と集まるものです。
一生懸命は七難を隠すといいます。熱意ある人を会社は応援していくのです。自分が社長になってわかったことですが、これって本当にわかるものなのです。ガンバレ!新社会人!!
■米国の某投資会社が日本法人400社に私信を送る
ESG(環境・社会・企業統治)推進せよという激励だそうだが、その投資会社が運用している金額がものすごい。なんと600兆円という日本のGDP以上の金額だ。しかし驚くなかれ日本に対する投資金額が20兆円とのこと。20兆円は株式投資とのことなので、残りの580兆円のいくらかは別な形で日本に投資をしてくれているのかもしれないが、「もっと投資してくれても・・・」と少ない感覚は否めない。モノづくりが日本の企業を強く支えてきたけれども、最近のシェアリングエコノミーの波は、製造メーカーの体力をどんどん奪っていくだろう。製造メーカー自らがシェアリングビジネスに参入はなかなかできないだろう(カニバリズム)。躊躇している間にモノを持たない企業によるシェアリングビジネスが成功していき、ウーバーのようなビッグビジネスが誕生してしまったりする。モノづくりが強かった日本は、企業はいったいどうなっていくのか・・・。20兆円と言わずに、60兆円くらいは投資されるくらいの日本でありたい!と自社のことはさておき勝手なことを思ってしまった。
■鈴々舎馬るこ さんによる『明日香寄席』を開催しました
この春から真打に昇進された鈴々舎馬るこさんによる寄席を開催しました。出囃子、毛氈(毛布ですが)、座布団など用意して高座を作ります。出番が来るまで出囃子を流し、馬るこさん登場の際には決まった出囃子に切り替え、そのまま高座へ。皆で大いに笑い!その日の日報でも感激の声がたくさん届きました。日常から離れる機会、そうです!非日常を体験する機会は多いに越したことはありません。これからも機会見つけては非日常を皆で経験できるようにしていきたいと思います。