出版人なんて偉そうに書くと赤面ものなのですが(まあたまにはお許しを)。
それはさておき、今朝の朝日新聞『天声人語』(2017/01/10)はよかった!
業界人にとって2017年元旦の朝日新聞と日経新聞は気になったことでしょう。
「10年後になくなるかもしれない職種」への懸念、「Disruption=崩壊するビジネス」としてのわれわれの業界が紹介されていたので。
今日の天声人語では「どんな時代が来ようとも人間くさい仕事はなくならない!」という言葉で締めくくられていました。
人間くさく、弊社の社是の一つと似ているのです。それは・・・。
「出版は人間だ!」
というものです。やや書き方に時代を感じますね。
まあ歴史がある会社ということでご容赦ください。
さらに説明文は。。。
「切れば血が出る、生身の人間の欲求や夢や実用に叶う 本作りを標榜します。」
ギャー!とホラーっぽい最初は目をつぶりつつ、まあ涙も流す(感情がある)、血が通っている(生きている、わがままでもある)人間の欲求や夢や実用に叶う本づくりをしていくということです。上を目指していくと天井のない壮大な目標なのです。
ということで勝手に「社是と似ている!」と判断し、嬉しく、今朝の朝礼で天声人語を披露しました。
話変わって、人間くさくという言葉で思い出したのが、徳川家康の言葉です。
400年も前に武家社会の礎を築いてくれた源義朝を思っての言葉です。
『武士はなに臭くてよからんか、
公家くさく、出家くさく、職人くさく、百姓くさくとも何かはよかるべし
しからば武士くさき方をよしとぞ思う、
武士とは一本やりの小身者なりとも武士の心を気高く持て!』
私はこの言葉が好きで覚えておりました(正式文あったら教えてください)。
ここでいう「人間くさく」とは合わないかもしれませんが紹介しておきます(^_-)