この1年間でご近所さんに大きな変化が起きました。
花屋、蕎麦屋3軒、印刷会社2軒、病院1棟が廃業されました。
これらの店舗さんにどれだけの売上があったのかはわかりません。しかし廃業によって確実にその売上は地域から失われました。
では、新たに「売上」を創出する店舗や事業が地域にできたのか?
ひとつあります。印刷会社を廃業されたオーナーさんがテナント業を始められ、8月から介護関連の会社が事業を開始します。
7つ消えて、1つ創出ということになります。しかし、これでは消えた売上、雇用、仕入を補完することはできないでしょう。
地域売上のこの衰退ぶりが私の経営感覚に大きな影響を与えております。
どの業種、どの会社も「要警戒」のフラッグをかかげての航海が必要と考えております。
このような地域変化に気づけない場所に会社があったら「要警戒」という感覚になっていなかったと思います。
必要以上に恐れることはしませんが、経営を考える身としては「攻める」よりも「(会社、社員、取引先を)守る」を徹するというのが正解のような気がしております。