3年前から経営者として、リーダーとしての「志」を学ぶ会に参加しております。
講師陣は、発する言葉がすぐに心に沁み込んでくるほどの苦労をされた方や千日(鍛)万日(錬)の凡事修行を続けられた方々です。
参加している経営者の皆さんがまじめに話を聴き入ります。その心中は見えませんが、反省と涙、後悔があり、これからの希望・展望など様々な思いがめぐっているのでしょうか。
最近思うのは、若手経営者とベテラン経営者の思考の差です。
経営には「売上の拡大を目指す!」という、正しいのか?間違っているのか?やり方次第という暗黙のルールがあるように思います。
以前、海外のゲストに「小さくても強い会社を目指します」と伝えると怪訝な顔をされました。「マネジメントをする者が小さいまま宣言?クレイジーだ!」という感じなのでしょうか。「小さい」という言葉の後にいかなるプラスの言葉を用いても消すことのできないような感じでした。まあ「和心の日本人」ですからという感じで煙に巻くしかないです。話をもとに戻します。
経営を始めてまだ天井を知らない経営者はどんどん拡大を標ぼうし突き進みます。しかし一度なりの天井を知った経営者はその大変につらい様を知っております。天井は到達してはいけないものだと言います。到達する前に組織の天井を上げておく!ひとたび天井に着くとその反発力はすさまじく会社を滅ぼす力を秘めているとも言われるそうです。若手の経営者が当期は30%の売上増です!と報告すると、ベテラン勢は「すごい!」というよりは「大丈夫かいな!」という表現を使います。どこかお手並み拝見といった感じもします。けど皆さん天井を知ったうえで経営をされている方々ですから腰も据わってます。またその言葉の重みが違う気もします。
結局のところ利益を伴う「規模の拡大」も「規模の縮小」もどちらも正しい!という判断かと私は思います。
世相に合わせる必要はなく、あくまでも顧客に合わせていることが重要かと思うのです。その上で社員さん、取引先さんの幸福増進のために会社が役立っているのかどうかが大切であると思います。
そこをゴールとしている経営者の進むべき道、その判断はさまざまでOKということでしょうね。
ということで三期目のセミナーが始まりました。
ご興味がある経営者さん、紹介しますよ~)^o^(