1993年頃、「社員1人につき1台のパソコンを!」というスローガンとともに社内にMacが配られました。
1994年1月『社長さん! つべこべ言わずにパソコンはMacを使いなさい』が弊社より発売され、まさに会社はひと足お先のIT革命に突入していきました。1996年2月『社長がパソコンを使えない会社は3年以内に潰れる』(石野誠一著)も発売されました。
業務用にと配られたPerfoma588とISDN回線。これでパソコン通信(インターネット通信とはまだ言わない)を楽しんだワケです。もちろん!言うまでもなく日報入力とメール確認がメインだが。「ピー、ギャラギャラ、ビョンビョン!ガーゴーギー!」という耳障りな音の後に「ジャラララーン(だったかな)」という音。パソコン通信の始まりです。「Nifty」「Jterm」をつかったパソコン通信ですが、iPhoneのSiriのような会話ができるチャット機能もありました。たぶん当時の人には共通している赤面ものの「ねえ、これからボクはどうすればいいの?」的な質問をたくさんしたことでしょう。何を質問しても、どれ一つまともな答えは返ってきませんでしたが・・・。そんな中でまともだったのが「掲示板」「対人チャット」だったように思います。なかなか本題にうつれませんが、ここらで強引に!
早くからパソコン導入に取り組んできた会社でこそ、拠点が多い会社でこそ起こる現象があります。
それは何か?ざっとあげると以下です。
1、既に未使用のISDN、ADSL、光回線がそのまま残っている
2、既に未使用のプロバイダ契約がそのまま残っている
3、現在利用している回線より新サービスの方が通信速度も速く、安い場合がある
4、電話回線で不明なものにお金を払っている
NTT東日本・西日本、NTTコミュニケーションズなど沢山の請求書が来ますが、明細をみてもよく判りませんでした。それを根気よく調べていったわけです。JRと同じで東と西では連携がなく、東のことは東へ聞くように!となるわけです。でもって何かのキャンペーンで西日本で東日本の請求が取りまとまっていることもありました。こうなると、あっちへ電話、こっちへ電話となります。そしてこの電話につきものなのが魔の「待ち時間」です。長い時は20分以上待ちました。ようやくつながっても「こちらではわかりませんので、あちらへ」となることも。
そんなこんなでようやく解明したつもりで、使っているISDN、ADSL、光回線を間違って解約したらもう大変です。その日から新しい回線を引くまで、もしくは対応策を講じるまで業務は停止してしまいます。
といことで同じ失敗をしないためのルールを考えました。
それは「回線・プロバイダを開通したら、閉鎖作業もあると知るべし!」です。
新しい回線・プロバイダーの開通日や契約に心奪われていると、古い回線をそのままにしてしまうことが発生します。会社では、パートさんもしくは、導入時のみ社内よりプロジェクト的に集められた社員さんによる設置も多々あります。このケースだと次の入れ替え時には、次の入れ替えのことだけしか考えず、古い回線・プロバイダーはそのまま置き去りにされるでしょう。
この機会に電話回線・プロバイダ請求書のすべてを眺めてみてください。きっと無駄な何かがあることでしょう。使っていないものに対する年間を通じて支払う金額を考えれば・・・ゾッとします。会社の規模によっては月間3万円もコストカットできる!なんてこともあるでしょう。
ということでこの日記がお役に立ちましたら幸いです。ぜひ「いいね!」を押してくださいませ)^o^(
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