シュレッダーには紙を粉々にカットする「クロスカット型」と、単純に何枚もの刃のハサミで切っただけの「ストレートカット型」の2種類があります。
クロスカットはモーター負荷が高く連続使用に向きません(加熱・ショート・火災の恐れ)。一方のストレートカットはモーターへの負荷が低く連続使用に向いています。昔はシュレッダーの破砕能力が低く、非力だったこともあり、ストレートカットが主流でした。しかも連続使用時間は僅か3分などざらでしたね。
ということで今でもストレートカットのシュレッダーが2台現役で稼働している弊社ですが、1台だけクロスカットシュレッダーがあります。この機会に破砕結果を見比べてみましょう。
ストレートカット型
カット後は板バネのようにただ押し込まれるのみ、情報漏えいの危険あり
ゆえに板バネ効果で弾力性があり収容量が少ない(頻繁にゴミ交換が必要)
ゆえにゴミ袋が大量生産されごみ処理券の経費浪費となる
クロスカット型
細断されるので雪が降ったように積もっていく、情報漏えいの危険が少ない
ゆえに収容量が多い(ゴミ交換が少ない)
ゆえにごみ処理券の浪費がない
どちらが事務所にとって最適か?もうお分かりですね。
クロスカット型に軍配があがるワケです。
ところでシュレッダーにも『セキュリティレベル』なる表記があるのをご存知でしょうか。
例えば、『Amazonベーシック シュレッダー 17枚細断 ミニクロスカット 26.5L 』にはセキュリティレベル:4 (DI2N-66399)という表記があります。パソコンのデータ消去でいうところの「米国国防総省準拠方式」「米国空軍方式」もしくは「ゼロライト方式」とかのレベル表示なのでしょうか。まあ普通の企業であればセキュリティレベルの表示がなくてもクロスカット型のシュレッダーで十分ですね。
ということでシュレッダーを買うなら(機能と維持費を考えれば)クロスカット型以外に考えられないというのが私の結論です。
「そんなこと言ったって、ストレートカット型を2台も持っているではないか!」ですって?
これは私の購入判断の失敗です。同じ失敗をされないようにと思い皆さんに紹介しました。
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