先日、学生さんから採用に関する問い合わせがありました。
そのメールが私のところへ転送されてきたので、さっそく学生さんに「折角メールをくれたのだから会社見学でもしますか?」と連絡をいれて会うことにしました。
いろいろな話ができて大変に参考になりました。
ここではその際に出た「会社の長期的な展望(ビジョン)は何ですか?」という質問について書きます。
これは絶対に聞いてくるであろう想定済みの質問でした。もちろん答えを持っていますが、その回答はきっと学生さんに満足してもらえるものではないとも思っていました。つまり「売上倍増!」というようなギラギラ!イケイケ!したものではないということです。仮に「売上倍増」と掲げて、実際に売上が倍で利益も倍では、たぶん肥満体質の会社になっただけと私は思います(売上が倍で利益が3倍とかなら是非ともですが・・(笑))。むしろ売上は少し減ったけど利益は1.5倍に!という方が筋肉質な会社に思えます。
では質問にはなんと答えたのか。・・・、『小さく、強い会社を目指しましょう!』だけです。
「へっ、たったそれだけ?」 そう!これだけです。
これが新卒採用のイベント会場であれば、私たちのブースからはサーッと人が居なくなることでしょう。
もちろんこれは経営上のポリシーであって、運営上は「心根が良く、協力してくれる社員さんには満足のいく会社にしよう。そして共に成長しよう!」という強い決意もあります。ということで独自路線で経営をしております(^^)
最後に、その昔、松下幸之助さんが銀行から聞かれた質問に対しての回答を紹介します。
銀行支店長:「どこまで会社を大きくするおつもりですか?」
松下社長 :「それは私の決めることではありません!」
「売上を決めるのはお客様です。私たちが良い製品を作れば売上は自然と上がるでしょう。でもお客様の気持ちに反した商品を作れば売上は下がるでしょう。」
私はこの言葉に触れたとき、頭に稲妻が落ちました!目の覚める思いでした。
いつの時代であっても経営の神髄は不変です。この言葉の本質をしっかり習得していきたいと思います。
ということで今日は珍しく熱く書き込んでしまいました~。
皆さん、よい連休をお過ごしくださいませ!(^^)!