pros and cons で考えてみよう!ということを何かの本(たぶん神田昌典さんの本だったと思うのだが・・・)で見てから、思いついたことなどを時折メモして考えておりました。今年6月、ドイツへ出版視察に出かけた際に購入した『PRO-CON PAD』 ですが、購入してからは判断に迷う際にはメモをとりつつ、良い点・悪い点を書き出して自分なりの考えをまとめて結論を出すようにしております。
一見するといい案に思えてみたものも、書き込んでいくことで「ああ、そういうことか!目先で動いてはいかんな!危ないあぶない!(Fu~)」となるのです。ということで最近これにハマっております。
PROが多くても、一発の大きなCONがあれば「やめておこう」となるかもしれません。
逆にPROが少なくてCONが多くても、それが引き受けられるリスクで、かつ得るものが多ければ「やる!」という判断もできるのでしょうか。
某大手企業の会長さんが「経営者の仕事はリスクを取る判断を下すこと」と講演会でおっしゃっていました。聴いているこちらはその言葉に「うわー、かっこええー」と心底惚れ込むわけです。しかし講演おわって日が暮れて...、はたと起き上がって考えてみれば、リスクがある判断は極力しない!というのが我が鉄則のようにも思うわけです。なんといっても中小企業です(とくに私はそう思います)。
かつてナイキが大きな損失を出した際に「減速帯に乗り上げただけのこと!」と表現したそうです。
しかしです、中小企業にとっての減速帯は超がつくくらいの危険物体です。たぶんこの先も石橋を叩きまくって結局渡らない!なんてことになるのでしょうね。
こんなことを書くとあの超ベテラン社長さんの怖い顔がまた目に浮かぶわけです。