我が家には未完の戦艦大和がある。二男が誕生日プレゼントとして姉に要請をしていたプラモデルだ。実際に届いた戦艦大和(350/1)の大きさを見た私は「正直なところこれを作るのは骨が折れるぞ」と若干引き気味ではあった。時は秋から冬になり、「接着剤は揮発溶剤なので、換気が必要だ!今は寒いから春になったら作ろう」とその場をやり過ごしていた。実に姑息であったと今では思う。
そして先週末、「お父さん、暖かくなったね。そろそろいいんじゃね?(ニヤリ)」と建造を先延ばしにしてきた理由が既に解消されたいわんばかりの意思表示を受けた。もはや言い逃れはできない「戦艦大和建造ノ下知ヲ受ケル」と観念し、船体の塗装を始めることにした。まずは喫水線の塗装だ。塗る場所と塗らない場所を区別するためのマスキングテープを喫水線に貼る。そしてスプレー缶で一気に塗り上げる。
二男は生まれて初めてスプレー缶で塗布する。当然、塗料のムラ・タレが生じてしまった。内心「あーっ!おい!こらー!」といら立ちを抑えつつ、塗装完了!ムラ・タレの修正は細目サンドペーパーで削り、上塗り塗装、「うーん、こりゃずいぶんと手間だな・・・」と、この先の建造が多難であることは想像できた。そして姑息第二弾を発動!「全部を塗るための塗料が揃っていないので、今日はここまでにしよう」であった。
その後、約束を果たすべく塗料をネットで購入したが、わずか3日にしてすべてが自宅に届いてしまった。もう言い逃れをする理由が私にはない。妻からの「そんなことよりも勉強させなさい!」という下知を鶴首する日々を過ごしている)^o^(
※先日、弊社WEBにてコラムを担当してくださっている水田さんが『起業家のポール G. アレン氏が戦艦「武蔵」を発見』を書いてくれた。こちらもぜひ一読いただきたい。