【普通の本屋 を続けるために/第7回・一冊に賭ける仕掛け売り】 久禮亮太
http://www.asuka-g.co.jp/event/1603/007768.html
http://www.asuka-g.co.jp/event/1604/007871.html
◆第3回:「スリップを読み解いて、お客さんを知る」
http://www.asuka-g.co.jp/event/1605/007907.html
http://www.asuka-g.co.jp/event/1606/007944.html
http://www.asuka-g.co.jp/event/1607/007997.html
http://www.asuka-g.co.jp/event/1607/008053.html
仕掛けの候補は、新刊か既刊かを問わず、
いつも探しています。
●売れ筋をキャッチする網
NOCSやTONETS、Amazonなどの書誌リンク、
新刊案内ついでの併売おすすめタイトルや
他社の類書の方が、むしろ新刊より
仕掛けの主役になるかもしれません。
一方、毎日の売上スリップで横糸をつないでいきます。
もちろん、それでもコメント力で売ることもありますが、
● 際立たせるコツは引き算思考
盛りすぎて在庫が嵩みますが、椅子なら
そこそこの在庫でも大きな表現ができます。
仕掛けの単品を売り伸ばすことと、
ついで買いの客単価を引き上げること、
そのバランスとメリハリが大切です。
正しく外すことと、周りの山を低くする
「引き算思考」がいつも問われます。
様々なテーマの群れがバランス良く
配置されるために、肥大化した群れを間引く
「引き算」が大切になるのです。
● 「POP」と「積み方」と「場所」の3点セット
1975生まれ。高知県出身。元あゆみBOOKS店長。
現在はフリーランスの書店員「久禮書店」の店主として、ブックカフェの運営や新刊書店の棚作り、スタッフ研修に携わっている。
月・水・金曜は4歳の娘と一緒に家族の仕事を、火・木・土曜は外で書店の仕事をこなす毎日。
◆本連載は、書店向けDM誌 『明日香かわら版』 の記事をもとに再構成したものです。毎月の更新で、全10回の予定です。