以前、当コラムでもご紹介した通り、香川県は別名を「うどん県」と称して広報活動をするほど、うどんに力を入れています。 [296]「ずずずっ(要潤)」。泣く子も黙るひとすすり ところが香川県の名産品は、これだけではありませんでした。 かつて『二十四の瞳』(作:壺井栄)の舞台として知られた小豆島(しょうどしま)。淡路島の西方の瀬戸内海に位置し、香川県に属しています。 そしてこの島は、日本で唯一と言っていいほどオリーブ栽培が盛んな島なのです。 この島で東京五輪に向けて、あるチャレンジが始まっています。 勝者の証し オリーブ冠で 東京五輪「採用を」香川の産地が提案 金メダリストに香川県産のオリーブ冠を贈ろう――。オリーブの生産量日本一の同県が、2020年東京五輪・パラリンピックで勝者に贈るオリーブの冠を提案している。オリンピックを機に、県産オリーブや農産物を全国にアピールしたい考えだ。(中略) 既に主産地の小豆島では、オリーブ冠の供給に向けた体制整備が進んでいる。材料の枝は、約2000本ある小豆島オリーブ公園(小豆島町)などから適した品種を採取。観光客にリース作りを教えている担当者が、冠作りの技を磨いている。 (日本農業新聞 2016年12月14日掲出) いまだにゴタゴタ続きの東京オリンピック・パラリンピックですが、こんなステキな試みが進んでいるとは知りませんでした。 ところでこれが実現すると、いくつ作る必要があるのでしょうか。 調べてみたところ、リオデジャネイロ・オリンピックのメダル総数は、約1000個。過去には、バレーボールや野球などの団体戦では控えの選手やコーチも表彰台に上がっていたと記憶しますので、予備を含めると2000個は必要ではないでしょうか。 写真で見るオリーブの王冠は、幾重にも枝が織り込まれた見事なできばえです。 もし決まれば、大変な作業になると思いますが、ぜひとも、晴れの表彰式の場で、メダリストたちの頭を彩っていただきたいですね。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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