不勉強な筆者は知りませんでしたが、その年もっとも話題となった料理を選ぶ「今年の一皿」なるコンテストがあるそうです。 2016年の今年の一皿はというと、なんとカメムシのような匂いで嫌われ物だったパクチー(別名:コリアンダー、香菜)が選出されたそうです。(※1) 今年の一皿に「パクチー料理」 ぐるなび総研 食を巡る調査研究を行う「ぐるなび総研」は5日、2016年の世相を最も映した料理である「今年の一皿」に、「パクチー料理」を選んだと発表した。 パクチーはセリ科植物でタイ語の名称。英語でコリアンダーと呼ばれる。近年、独特の香りや豊富な栄養などが注目され、女性を中心に支持が広がった。さまざまな料理に主役級として活用され、家庭にも普及した。(中略) 授賞式には、主要産地のタイの駐日大使と岡山県の東京事務所長が出席。ゲストで登壇したパクチー料理研究家のエダジュンさんは「和食にもスペイン料理にも合い、パクチーには無限の可能性がある」と話した。 (日本経済新聞 2016年12月5日掲出) 料理の添え物や薬味などの脇役だったパクチーですが、今ではパクチーだけが山盛りで出されたり、サラダのメインをつとめるなど、料理の主役に躍り出ています。 タイレストランに行くと、「パクチーは入れますか」と店員さんに尋ねられれば、「山盛りでお願いします」と応えていた筆者ですが、これにはちょっと驚きました。 今年9月に当コラムでもパクチーをご紹介しましたが、ここまで日本の食に溶け込んでいたとは、思いもよらないことでした。 [289]根も葉もあるパクチーのお話 ところで、パクチーを日本語風に平板に発音しても、タイでは理解されないようです。タイ語では「パク・チー」の「チー」にアクセントを置いて、尻上がりに発音すると通じるかもしれません。 「パクチー」の正しい発音 はこちら (タイ語の簡易辞書 e-ThaiLanguage.com より) パクチー好きの方はぜひタイに行って、パクチーライフを満喫してはいかが。(水) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク ※1=「2016年 今年の一皿」 ぐるなび総研 --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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