2016年12月9日の今夜、10時26分頃に「こうのとり」6号機が打ち上げられます。 この打ち上げの目的は、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶことで、「こうのとり」は最大6トンもの物資を届けられるよう設計されています。 「こうのとり」を宇宙へ送り届ける「H-IIBロケット」は、本体に「ロケットエンジン LE-7A」を2基搭載しているのに加えて、「固体ロケットブースター SRB-A」4本を補助エンジンとして装備し、打ち上げ能力を最大約8トンにまで引き上げています。ちなみに補助エンジンが2本のH-IIAロケットは4トンとなっています。 前回の「こうのとり」5号機と同じ夜間の打ち上げとなりますので、今回の打ち上げも、闇に浮かぶロケットの美しい発射シーンが期待できます。 ※「こうのとり」5号機/H-IIBロケット5号機の打ち上げ 提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA) 今回のミッションでは、ISSクルーのための飲料水や生鮮食品に加えて、リチウムイオン電池、大学などが開発した超小型衛星、次世代ハイビジョンカメラシステムを搭載しています。 長期の宇宙滞在では、新鮮なフルーツや野菜はなによりのごちそうとのこと。いずれも日本で採れた生鮮食品ですから、ちょっとうれしい話ですね。 また、交換予定のリチウムイオン電池は日本製で、従来の米国製ニッケル水素電池と交換することになっています。 国産リチウムイオン電池、宇宙基地へ 「こうのとり」で9日打ち上げ 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ補給機「こうのとり」6号機が9日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられる。ISSの主電源に採用された日本製のリチウムイオン電池を初めて運ぶ重要な打ち上げになる。 (産経ニュース 2016年12月5日掲出) ※「こうのとり」6号機(HTV6)ミッションロゴ 提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA) ISSに物資を運ぶ役目は、日本、ロシア、米国の三か国が担っていますが、前回担当のロシアは打ち上げに失敗しています。 ロケットの打ち上げに絶対確実ということはありませんが、日本の「こうのとり」はこれまで5回打ち上げられ、すべて成功しています。 今回も無事にISSへ物資を届けられると良いですね。(水) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク ファンファンJAXA 「こうのとり」6号機(HTV6) 特設サイト 「こうのとり」6号機 打ち上げのライブ中継 打上げ予定日時:12月9日(金)22時26分頃 【絵本】『ぼくがHTVです』 (こうのとり1号機のおはなし)第1話 --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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