今年もハロウィンの季節がやってきました。 ハロウィンと言えば、日本の文化になじんでいない、子供が主役の行事のはずが日本では大人の行事になっている、コスプレして何が楽しいのか、泥酔したり交通を妨害したりなどただの迷惑・・・などと、日本ではさんざんな評判です。 しかし、夏祭り以降クリスマスまで、財布のひもを緩めるイベントがなかった商業界としては、ハロウィンを盛り上げたい気持ちには並々ならぬものがありました。 その努力の甲斐あって、ここ数年は着実に秋の一大イベントに成長して、ハロウィンの国内市場規模は今年、1345億円と予測がでています。 ハロウィーン、今年の国内市場規模は1345億円...コスプレ市民権でバレンタイン超え! 各種記念日の認定、登録などの活動をする日本記念日協会(長野県佐久市)はこのほど、今年の「ハロウィーン」の国内市場規模を1345億円とする推計を発表した。ここ数年で倍以上の額に拡大し、ついにチョコレート商戦のバレンタインデーを超える規模に。毎年10月末の恒例行事になりつつある。(高田 典孝) (スポーツ報知 2016年10月13日掲出) ところで、全国的にはハロウィンはどんなイメージを持たれているのでしょうか。 リア充の自慢合戦!? 世の8割が「ハロウィンが嫌い」な理由ランキング 全国の男女500人に、まず「ハロウィンは好きですか?」と質問。「いいえ」と答えた77.4%の387人に「好きになれない理由は?(複数回答)」と聞いてみました。 なんと8割近くが好きではないハロウィン。どうして多くの人がネガティブな印象を持っているのか、結果をランキング形式で紹介します。 5位:我が物顔で街中を占拠して騒ぐ人たちが迷惑(42票) ・・・ 2位:単に商売に乗せられている感じがする(63票) 1位:本来の意味を離れて単なる仮装パーティーになっている(73票) (VenusTap 坂本正敬 2016年10月24日掲出) ハロウィンを好きになれない理由には、筆者としても頷けるものが多いのですが、お祭りの楽しさは参加してみなければわからないものです。批判的な人は今まで参加する機会がなかったからかも。 と言うのも、楽しくないお祭りが続いたためしはないものです。ハロウィンも参加してみれば、けっこう楽しい行事かもしれませんね。 ただ、参加しない人の冷たい?視線が多いことを考えると、現在のハロウィンには外部の人への配慮がもう少しあった方がいいでしょう。 ところで気になる話題がひとつ。秋葉原では毎年「アキバハロウィン」を実施していますが、今年は「コスプレイベント」、「痛車イベント」は中止となっています。 「Trick or Treat」で知られるお菓子のつかみ取り、各店舗のハロウィンイベント、スタンプラリー、ステージでのイベントは実施されます。 (2016年10月30日(日) 11:00~19:00 会場:秋葉原UDX) 「アキバハロウィン Trick or Treat!」 秋葉原の歩行者天国では、不幸な事件(※1)の後、路上で立ち止まらない、撮影会をしない、パフォーマンス禁止となっています。 コスプレして街を練り歩く行為とこうした取り決めとは相容れないため、中止となったのかもしれません。 日本のハロウィン祭りの形はまだまだ流動的です。こうした試行錯誤をいくつも経ながら、誰もが楽しめる祭りとして定着するといいですね。 望むらくは、子供達が主役のハロウィンになれば、もっと全国区になれるかもしれませんよ。(水) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ※1 不幸な事件=秋葉原通り魔事件:2008年6月8日に発生した通り魔殺傷事件。7人が死亡、10人が重軽傷。犯行の時刻に筆者も秋葉原の現場近くに居合わせました。 --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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