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自分の思考がダメ社員の思考が多かった。 読んで変えていこうと思えた。
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とても内容が分かり易く、数学的背景についても記されている為、教えるという視点からも理解が深まる1冊と
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 [292]驚きの挑戦状!ココイチカレー、インドに進出
「できる!」ビジネスマンの雑学

[292]驚きの挑戦状!ココイチカレー、インドに進出

 ココイチといえば、カレー専門チェーンの略称で、正式名称は「CoCo壱番屋」。創業者のご夫婦二人で始めた喫茶店から、いまでは1400店舗(うち海外162店舗)を超す世界最大のカレーチェーンにまで成長しました。昨年にはハウス食品傘下に入ったことから、ご存じの方も多いことでしょう。

◆いざ、行かん、インドへカレー道場破り。

 そのココイチが、なんとインドへの出店を決意したそうです。カレーの本場、カレーを産んだ国、インドにカレー屋を出店するのです。ただごとではありません。

 これはどういうことかというと、外国人が講道館に柔道を教えに来る、Ninjaが伊賀の忍者屋敷に忍び込む、茶帯のKarateka(空手家)が東京五輪で演舞を披露する、それくらい常識外れなできごとなのです。

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※色とりどりのカレーが並ぶタイ・バンコクのおかず横町(筆者撮影)

インド人にウケるか? カレーのココイチが本場に挑戦
 カレーチェーン「CoCo壱番屋」を運営する壱番屋が、英国とインドへの進出を決めた。インドから英国経由で日本に伝わったカレーの伝来ルートを逆にたどるような出店計画だが、本場で"日本のカレー"は受けるのだろうか。(中略)
インド攻略が世界への道を開く?
 カレーがインドから世界に広まった経緯を踏まえると、カレーで世界を制するには、まずインドを攻略する必要があると思われるからだ。ココイチが世界的なカレーチェーンを目指すとすれば、「インド人が認めたカレー」という称号は相当なアピールポイントになるはず。
マイナビニュース/経営・ビジネス 2016年7月8日掲出)

◆インド人に習った、謎のカレーリーフ

 筆者はかつて、エアーインディアに搭乗した折、隣りのインド人にこう尋ねたことがあります。
筆者:「日本では生のカレーリーフが手に入らないんだけど、どうしたらいいかな」

 さすが、カレーの盟主を自認するだけのことはあります。彼はやさしく答えました。
インド人:「乾燥リーフで問題ありませーん。アメ横の野沢屋さんにあるよー、フフフ」

ちょっと得意げではありましたが、お店まで教えてくれたのです。

20160621.jpg
※筆者が野沢屋でそろえたカレー用香辛料。乾燥カレーリーフは右上

 それ以来、筆者がインド風カレーを作るときは、乾燥カレーリーフを欠かしたことはありません。ただしそっと扱わないとすぐに細かく割れてしまうのと、いざ食べるときに邪魔になるのが難点です。
 しかし、一番の問題はもっと別の所にありました。このカレーリーフでカレーの味が良くなったのか、変わらないのか、さっぱりわからないことです。

◆英国とインドへの進出は吉とでるか、それとも・・・。

 かくのごとく、インド人はたとえ日本に住んでいても、香辛料にやたらと詳しく、また国民食のカレーにはプライドを持っているのです。
 今回のココイチの発表には、カレー愛好家の間でも「ありえない無謀な冒険」、はたまた「勇気ある挑戦」と、その評価は真っ二つに分かれています。

 実はある企業が、日本風テイストで海外の本家にチャレンジして、見事に返り討ちされた前例があったからです。中華料理チェーン大手の「餃子の王将」は以前、中国に出店しましたが、10年足らずで撤退しています。

中国撤退した「餃子の王将」、台湾で再チャレンジへ
 王将は05年7月、初の海外直営店を中国・大連市に出店。水餃子が主流の中国で焼き餃子を売り込み、新たな市場の開拓をめざした。大連では複数の店を展開したが、約10年間で約2億円の赤字だったといい、14年10月に撤退を決めた。渡辺直人社長は当時、「日本の餃子の味が中国では受け入れられなかった」と説明していた。
朝日新聞デジタル・西村宏治 2016年9月13日掲出)

 自宅でカレーを作る回数を減らしたくない筆者は、外食でカレーを食べることは、まずありません。そのため「CoCo壱番屋」さんのカレーがどのような味か存じ上げませんが、日本人の味覚に照準を合わせたカレーが、果たしてインド人の舌に受け入れられるでしょうか。

 出店を計画するイギリスとインドといえば、カレーを日本に伝えた二大カレー王国。将棋で言えば、「王手、飛車取り」で両方取ろうかという大技です(もちろん、両方取ったら反則負けですが)。

 店名の由来ともなった「ココが一番(の味)や」精神が、ついにインドにまで届いたことを、いまは素直に讃えたいですね。(水)


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