職場においても家庭においても、過度なストレスが続くと、誰しも積極性を失い、精神的にふさぎ込む「うつ状態」になることが知られています。 ひとことでストレスと言っても、ストレスへの我慢強さは人それぞれ。「がんばって」という励ましも、人によってはいっそうストレスを高めてしまいます。時には上司の何気ないひと言がストレスを与えるパワハラ、「パワーハラスメント」と受け取られてしまうことすらあります。 しかし、世の中にストレスのない仕事などありません。適度なストレスは緊張感を持って仕事を進める効果があり、結果的には人を育てることにつながっています。 では今の時代に、パワハラと言われずに部下を育てるにはどう指導すればいいのか。逆ストレスを抱えた役職の方も多いことでしょう。 いつの間にか、上司も部下もストレスの多い時代となりました。 結局のところ、ストレスは回避するのではなく、ある程度はストレスへの耐性を付けるしかないのかもしれません。とはいえ、肉体であれば運動やスポーツなどで鍛えられますが、残念ながら、精神を鍛えてストレスに強くなる方法は容易に見つかるものではありません。 ところが、最新の研究によりストレスに強くなる食べ物が見つかったようです。 ブロッコリーがうつ予防に効果 マウス実験で発症率低下 千葉大・橋本教授ら発表 千葉大学社会精神保健教育研究センターは、ブロッコリーなどの野菜に含まれる化合物「スルフォラファン(SFN)」が、うつ病の予防や再発防止に効果があることを突き止めた。(中略) SFNは主に緑黄野菜に含まれる。特にブロッコリーの種を発芽させた「スーパースプラウト」には、ブロッコリー約1キログラム相当の高濃度のSFNが含まれており、がん予防などにも効果が期待される。 橋本教授は、同大大学院の学生らとチームを組み、2013年に研究を開始。東北大学の山本雅之教授や食品メーカー「カゴメ」の協力を得てマウス実験を重ね、先月、研究成果を発表した。 (千葉日報オンライン 2016年8月13日掲出) ブロッコリーの種を発芽させたブロッコリースプラウトに、うつを予防する成分があったのですね。 スプラウトとは、英語では Sprout。芽、新芽などの意味。植物の種を発芽させたものを食用にすることです。日本ではもやしやカイワレ大根などがよく知られています。 特売のもやししか買ったことがない筆者ですが、これからはブロッコリーのスーパースプラウトを食べてみようかと思います。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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