テレビゲーム「ポケットモンスター」、略して「ポケモン」はゲームで遊んだことがない方でも、ピカチューなどのアニメキャラクターをご存じの方は多いことでしょう。 筆者はポケモンが流行り始めた頃、電車の座席に座って無心にプレイしていたところ、4、5歳の男の子に突然、話しかけられたことがありました。 「〇〇モンスターはね、そこじゃなくて、##の場所だよ」 ゲームに熱中していた、いえ立ち往生していた筆者の姿に、ポケモンを極めた大先輩は黙っていられなかったようです。 ※ピカチューはフランスでも大人気 「フランス東部・ボーヌ(Beaune)のおもちゃ屋にて」 かつてはポケモンという最強のコンテンツを誇っていた任天堂でしたが、近年はヒット作にも恵まれなかったこともあり、ここのところ苦戦を強いられていました。 任天堂の躍進もこれまでかと思われていたところ、アメリカでとんでもなく大きなムーブメントが湧き起こりました。 「ポケモンGO」です。 任天堂、時価総額3兆円回復 「ポケモンGO」ブーム ポケモンGOはスマホに搭載された全地球測位システム(GPS)の位置情報を利用し、外出先でポケモンを捕まえるゲーム。任天堂とゲーム企画会社の「ポケモン」(東京・港)、米グーグルから独立したゲームベンチャーのナイアンティックの3社が共同で開発した。アプリとは別に、任天堂が手首に巻いたり、胸ポケットに装着する専用の小型機器「ポケモンGOプラス」を今月下旬に発売する予定だ。 今のところ利用できるのは米国とオーストラリア、ニュージーランドの3カ国のみだが、日本でも近く配信が始まる見通しだ。基本プレーは無料で、ゲーム内で使用するアイテムの販売によって収益を上げる仕組みだ。 (日経WEB・マーケットニュース 大阪経済部 井沢真志 2016年7月12日掲出) スマホ向けゲーム「ポケモンGO」は、7月6日からオーストラリア、ニュージーランド、アメリカで順次配信が開始されました。翌日から配信数ランキングのトップとなり、ツィッターに匹敵する人気を集めています。日本デビューはまだのようですが、近日中に始まるのではと予想されています。 ポケモンGO日本配信「もう間もなく」 開発会社CEO スマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO」を任天堂の関連会社と共同開発する米ナイアンティックのジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は16日、東京都内で「もう間もなく日本に登場する」と話した。7月中にも配信が始まる可能性がある。 (日経WEB 2016年7月16日掲出) すべてがいいことずくめのようですが、「ポケモンGO」が原因とみられる「歩きスマホ事故」などが発生しています。 また、宗教施設や病院、高速道路、駅構内など、ゲームで遊ぶにはふさわしくない場所ではプレイを控えるよう、要望も出ています。 現実と仮想現実を組み合わせたこの種のゲームを安全に運営するなら、自然公園などの限られたエリアで展開するといった方法も考慮されるべきでしょう。 日本で7月中に配信が始まれば、夏休みということもあり、「ポケモンGO」は小中学生の子供たちの格好の遊びになりそうです。スマートフォンの正しい使い方や公共マナーも同時に学べる、スマートな仕組み作りを、ぜひともお願いしたいですね。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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