昨年大もめにもめた東京五輪のエンブレム問題。ここにきて新しいデザイン案が4案にまで絞り込まれ、ようやく最終段階に来ています。
東京2020大会エンブレム最終候補4作品
昨年12月の応募締め切り以降、応募要項等に照らした形式面のチェック、デザイン専門家にもご協力いただいたデザイン面でのチェック、国内外の商標手続等を行いました。その過程で、エンブレム委員会においても真摯に議論と審査を重ねて、ご応募いただいた14,599の力作を4作品にまで絞り込みました。(中略)
そして、今度は、皆様にもエンブレムの選考に参画していただきたいと思います。
エンブレムを募集するにあたって、大会ビジョンと7つのキーワードを示し、これをきっかけとした作品の制作をお願いしました。このキーワードを踏まえて、皆さんが各作品にどのような印象を持ったか、ご意見を集めさせていただきます。皆様からいただいたご意見は、最終審査にあたって参考にさせていただきます。
(公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会・ウェブサイトより引用)
「最終候補作品に関する意見募集」
ご意見の募集期間:
2016年4月8日~4月17日23時59分
※はがきの場合は4月17日必着
デザイン案のご意見を募集します、という姿勢はいままでになく協調的のようですが、はたしてその意見がどこまで選考に影響するのでしょうか。さっぱりわかりません。筆者の意見としては、「参考にさせていただ」くという曖昧模糊な言い方で意見を募集することが、デザインの選考に必要なこととは思えません。
新国立競技場のデザイン問題、聖火台どこに置く問題もあり、東京オリンピックは何かにつけて揉めるモノ。すでに世間ではそんなイメージが固まりつつあるようです。
ここで起死回生のエンブレムデザインが出てきてくれると良かったのですが、さて、皆さんはどんな意見をお持ちでしょうか。(水)
出来事一覧へ |