地産地消とはいいますが、もうすぐ東京産カカオを使った本格的なチョコレートが食べられるようです。
国産カカオを使ったチョコレートの開発に成功、東京・小笠原諸島で栽培
日本のチョコレート生産のスタイルがこれから変わるかもしれない。埼玉県草加市の老舗製菓会社が小笠原諸島・母島産の国産カカオを使ったチョコレートの開発に成功し、9日、都内で発表した。
(中略)
チョコレート菓子などのOEM(相手先ブランドによる生産)を中心に行っている平塚製菓(埼玉県草加市)の平塚正幸社長は、東京産のカカオを使ったチョコレート作りに取り組みたいと、いち早く取り組みを始めた一人だ。2003年に実際にガーナの農園を訪問するなどして「世界一おいしいチョコレートをつくりたい」とプロジェクトを立ちあげた。その後、2010年に小笠原諸島の母島で独自にカカオ栽培を始めた。
(The PAGE 2016年2月9日掲出)
小笠原諸島のひとつ、母島の場所を調べたところ、昨年から噴火を繰り返して、領土を拡大したことで話題の西之島の東にありました。
(Wikipediaより転載)
母島に行くには、船便(おがさわら丸)で25時間かけて父島へ行き、そこからさらに船(ははじま丸)に乗ること2時間あまりと、二日がかりとなります。航空便はないそうです。
東京都 小笠原 母島
(小笠原母島観光協会)
http://www.hahajima.com/
温暖な母島ならカカオは自然に育つと思いがちですが、そうではなかったようです。引用の記事によると、農地整備のための重機やビニールハウスの資材を運ぶだけでも、大変な手間と資金が必要でした。
2010年に母島にカカオを植えてから5年。ようやく採れたカカオは「東京カカオ」と名付けられました。
2年後の2018年にはこの東京カカオを使ったチョコレートを販売する計画だそうです。
いまや小豆島がオリーブの島と呼ばれているように、いつの日か、母島が東京カカオの島、チョコレート工場の島と呼ばれる日を楽しみに待ちましょう。(水)
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