さくらんぼの佐藤錦、洋なし、マスクメロンなど、高級農産物で有名なフルーツ王国といえば、山形県ですね。
山形には、冬にもおいしい食材がいっぱいあります。
その代表選手が、「青菜(せいさい)漬け」です。
わが家では毎年12月になると、山形県のとある青果店にこの漬け物を注文しています。
果物屋さんに漬け物とは、と思われるでしょうが、いいんです。
電話注文して数日後には、塩漬けした青菜が届きます。
さっと洗って塩気を取り、刻んでしょう油をかけると、炊きたてのご飯にとてもよく合います。ピリッとした辛みは酒のつまみにも最適。
刻まずに葉っばを大きく広げたところにご飯をよそえば、青菜巻きのおにぎりになります。
山形の地元では、ダシやしょう油で作った特製タレにつけ込んだ青菜を青菜漬けと呼んでいます。
よくつけ込んだ青菜漬けはアメ色に輝き、うま味が凝縮して味わい深いものです。ただし、県外の人間には少し塩辛いかも。
本物の青菜漬けから見れば、青菜の塩漬けは未完製品と言われそうですが、いまでは冬には欠かせない、わが家の定番お漬け物になっています。(水)
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■参考リンク
田舎の八百屋さん 五十嵐青果
http://shinjoya.web.fc2.com/
(山形県新庄市)
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