三菱が開発中の国産航空機、三菱リージョナルジェット、通称MRJ(Mitsubishi Regional Jet)。YS-11以来、国産の旅客機が誕生するのは実に半世紀ぶりのことです。今年10月から、MRJはタキシング(地上走行)テストを繰り返しています。初飛行は当初、10月26日の週に予定されていました。
国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」の初飛行延期 一部改良の必要、11月上旬に
三菱航空機が、来週を予定していた国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の初飛行を、11月上旬に延期することが23日分かった。
関係者によると、コックピットにあるペダルを改良する必要があると判断したためという。
(産経ニュース 2015年10月23日掲出)
延期ばかりしていると言われるMRJですが、あの人気のボーイング787型機でも、初飛行が何年も引き延ばされた経緯があります。
さらに万全を期して就航した後も、787型機は深刻なバッテリートラブルが相次ぎました。
MRJが航空会社へ引き渡された後は、トラブルは最小限であってほしいですね。
初飛行は11月9日の週に変更されました。その模様はインターネットで生中継を予定。監視用の航空機も飛ぶようです。
■心の中ではもう飛んでいるMRJ
中継するサイトは、「ニコニコ生中継」には予告がありませんので、おそらく三菱航空機の公式サイトでしょうか。
筆者の予想では、地上でジェットエンジンのハイパワーテストののち、離陸速度での走行テスト。その後、いよいよ試験飛行に移行すると考えられます。
11月はMRJから目が離せない一ヶ月になりそうです。(水)
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