とうとうこの日を迎えました。2015年10月21日。そして、運命の午後4時29分ももうすぐです。
これだけでわかる人はわかりますよね。
そう。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2』です。
話がよくわからない人のために説明すると、この映画は1985年から30年後の2015年10月21日午後4時29分にタイムトラベルする話なのです。
たとえば、1949年にジョージ・オーウェルが小説に書いた『1984』は、31年前の1984年にそのときを迎えました。作者は1984年は遠い未来と思ったに違いありません。
また、鉄腕アトムが誕生したのは、今から13年も前の2002年4月7日という設定でした(※1)。手塚治虫氏も2002年にはロボットが活躍しているだろうと思ったのでしょうか。
どちらのケースも架空の話ではありますが、その時どきには予告された運命の時が来たと大いに盛り上がりました。
そして今回は2015年10月21日。主人公のマーティとドクが、自動車形タイムマシン、デロリアン号に乗って向かった未来の、まさにそのときがやってきたのです。
待ってたぜ、デロリアン号。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の"未来"と現実時刻をリンク!21日に特別上映
「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2」の劇中で描かれた"未来"にあたる2015年10月21日に、本編内の日時とリアルタイムをリンクさせる特別上映が神奈川・TOHOシネマズ 川崎にて行われる。
ロバート・ゼメキスが監督を務める「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは、マイケル・J・フォックス演じるマーティとクリストファー・ロイド扮するドクが、過去や未来にタイムトリップして騒動を起こすSFアドベンチャー。その第2弾「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2」では、2人がタイムマシン・デロリアンに乗って1985年から未来へ向かい、"2015年10月21日午後4時29分"に到着する。
この特別上映は、劇中と現実の"2015年10月21日午後4時29分"が一致するよう、午後4時24分から本編の上映を開始するというイベントだ。
(映画ナタリー 2015年10月19日掲出)
この映画の中の出来事がいくつ実現しているのか、検証しているサイトがあります。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の未来技術、どれだけ実現した?
(THE PAGE 2015年10月18日掲出)
2015年の今も、過去と未来を行き来するデロリアン号はなく、浮遊するスケートボードも存在しませんね。
検証サイトによると、映画に登場した企業は「ジョーズ19 予告編」を作ったり、特別に映画仕様の製品を開発したり、それなりにがんばっています。
熱狂的ファンの間では、自宅でオンタイムになるようDVDで「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2」を鑑賞する会も開かれるようです。
ただし、当然のように映画の中の時間は、アメリカの西海岸時間でした。時差とデイライトセービングタイム(Daylight Saving Time: DST)、いわゆるサマータイムのため、今の時期、日本は16時間進んでいます。
日本で実時間を体験するなら、10月22日午前8時29分じゃないの、という声もあります。
明日は会社、休みかな。(水)
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※1 藤子不二雄氏は先人の轍(てつ)を踏まぬよう、ドラえもんの誕生日を2112年9月4日にしています。あと百年足らず。ドラえもんは誕生するのでしょうか。
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