ソニーがあっさりと手放した「VAIO」ブランド。VAIOの生産部門は投資グループに買い取られ、昨年7月にソニーから分離独立。VAIO株式会社として、今もVAIOブランドでパソコンを作り続けています。
ソニーという世界ブランドの看板から外されたVAIOですが、意外にも国内での人気は衰えてはいなかったようです。
「VAIO」返礼に寄付殺到...昨年度の75倍超
故郷や応援したい自治体への寄付を促す「ふるさと納税」制度で、長野県安曇野市が今年度、地元に本社と工場があるパソコンメーカー「VAIO(バイオ)」の製品を返礼品に採用したところ、寄付金が昨年度の75倍以上も集まっていることがわかった。
返礼品の人気で申し込みが殺到し、今月1日にはパソコン100台を追加投入したが、わずか2分で予定数に達した。
ふるさと納税による同市への寄付は、今年度、約3億9000万円(2125件)で、昨年度の年間516万2000円(211件)から飛躍的に増えている。
(ヨミウリ・オンライン・社会 2015年9月9日掲出)
安曇野市への寄付がそれまでの500万円から、約四億円と80倍に激増した原因は何だったのでしょうか。返礼用に用意していたVAIOはすでに受付台数に達しているようです。
[安曇野市・寄付金のお礼について](VAIOはページの一番下)
筆者が思うに、ふるさと納税の見返りでVAIOをもらうより、直接VAIOを購入した方が支払う総額は少ないのでは、と思うのですが。
人気の理由は、パソコンに特別な刻印が押されるからでしょうか。
[安曇野ふるさと寄附特別仕様の刻印]
新聞の記事にはVAIO人気の理由は書かれていませんので、今のところ不明です。残念ながら筆者にもわかりません。
VAIO人気の本当の理由がわかれば、VAIOブランドは生き残れるでしょうね。
そして、安曇野市は新たな挑戦に取り組みました。
なんと、9月24日(木)、12時30分から、新たにデスクトップパソコンのお礼の品を追加します。
[平成27年9月24日(木)の昼、12時30分より新たにお礼の品を追加します。]
2種類の省スペースデスクトップPC「Endeavor AY330S(エプソンダイレクト株式会社製)」を新たにお礼の品に追加します。
VAIOの次は、安曇野産のデスクトップPCです。VAIOブランドが人気だったのか。それとも安曇野産のPCだから人気なのか。
そのバロメーター役となりそうなEPSONブランドもドキドキでしょうが、安曇野市のあらたな挑戦が、始まっています。
ひょっとすると将来、国産高級パソコンとしてAZUMINOブランドができるかもしれませんね。(水)
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リンク先:安曇野市
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