Windows 10へのアップグレード案内が、みなさんのPCにもそろそろ届き始めていると思います。
筆者のPCも「ご用意ができました」のメッセージが現れるようになりました。しかし、実はまだアップグレードしていません。いえ、当分の間、Windows 7を使い続けることになりそうです。
というのも、Windows 10のシステム更新、いわゆるアップデートがかかると、再起動を繰り返すようになり、PCが使えなくなるトラブルが報告されたからです。
Windows 10、早速強制アップデートの弊害が起きる
8月6日にWindows 10に更新プログラムが配信された。すでにお知らせしたとおり(第69回 Windows 10の「Windows Update」は強制自動適用される!?)、Windows 10ではWindows Updateが強制的に適用されるようになる。すべての端末を保護するためには仕方がないとも思うが、不具合があったらどうするのだろうと危惧していたところ、早速やらかしてくれた。
更新プログラム「KB3081424」がリリースされ、自動アップデートされた。しかし、再起動すると不具合があると表示され、元の状態に戻され、正常起動するとまた強制的にアップデートされ、と無限ループに入ってしまう人が相次いだ。この状態になってしまうと、Windows 10の更新プログラムの適用を一時的に停止するツールも意味がない。手動で更新を止めることもできない。そのため、何もできなくなってしまったのだ。
原因は、nvidiaのドライバーが不要な隠しユーザーアカウントを作成したことで、誤動作が発生したとのこと。現在は、最新の累積アップデートの「KB3081436」公開されているのでそちらが適用されるので問題なし。
(ASCII.jp 「ここが変わったWindows 10 ― 第79回」 文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp 2015年8月17日)
問題の原因となるアップデートをしなければいいのですが、Windows 10からは強制アップデートになったため、回避できなくなりました。
最新アップデート「KB3081436」で問題が解決するそうですので、筆者はテスト用に用意したWindows 10でアップデートを検証してみます。
残念ですが、執筆用PCはもう少し様子を見ることにします。(水)
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