これはもったいない話、と思った話題をひとつ。
中国人旅行客、成田で「爆買い」出発遅れ相次ぐ
成田空港で中国人旅行客が出発直前に大量の買い物をしたため、機内に荷物が持ち込みきれず、飛行機の出発が遅れるケースが相次いでいる。
(中略)
乗客は航空会社のカウンターでスーツケースなどの大型荷物を預けた後も、空港内にある約300の店舗で高級ブランドの商品や食品などを買うことができる。
成田空港会社によると、中国人旅行客の中には空港内の店舗で、炊飯器や温水洗浄便座をまとめて「爆買い」する姿も見られるという。成田空港は都心から遠く、炊飯器などかさばる荷物を運ぶのに手間がかかるため、こうした行動に出ている面もあるようだ。
(ヨミウリ・オンライン 社会 2015年7月3日日掲出)
確かにせっかく日本へ来て、見物をしながら炊飯器や便座を持ち歩く人はいません。しかし、旅の目的のひとつが爆買いですから、買わないわけにはいかない。
これは日本の企業にとってはビジネスチャンスです。中国からの旅行者はツアー、個人旅行にかかわらず、帰りの航空便は決まっています。
帰りの航空券をショップに見せるだけで、搭乗日のその便に間に合うように空港に配達するサービスを、どこかの企業がやればいいだけです。空港内店舗ではすでにおこなっているサービスを、空港外にも広げようということです。
日本国内はだいたい翌日配達が可能なまでに進んでいますから、仕組みを作るだけでうまく機能するでしょう。もちろん、搭乗手続きの前に本人が受け取って、内容を改める必要はありますが、手ぶらで観光できる便利さは何ものにも代えがたいはずです。
空港までの送料もついていますをセールスポイントにすれば、観光客も安心して爆買いに専念できるでしょう。買い物でどんどん荷物がふくれあがるツアーバス会社や遅延が心配な航空会社にとっても朗報ではないでしょうか。
そういえば、昔からABC宅配サービスなどもあったし、どこかの企業がすでにサービスを始めているかもしれませんね。(水)
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