赤み帯びた満月、南東の夜空に...皆既月食
4日夜、満月が地球の影に完全に入る「皆既月食」が起きた。
関東以西の多くの地域では雲に覆われるあいにくの天気となったが、北日本では場所によって、皆既月食特有の赤みを帯びた月が、南東の夜空に見えた。
(引用元:ヨミウリ・オンライン<科学> 2015年4月4日掲出)
先週土曜日、4月4日の夜は日本全土で夜桜と皆既月食を同時観測できる・・・はずでした。皆さんのお住まいの地域ではいかがでしたでしょうか。関東地域はあいにくの曇り空で、筆者はYouTubeで見ることになりましたが、今の時代にふさわしいそれなりに楽しい月見となりました。
見逃した方はこちらのリンク先からご覧になれます。
国立天文台×ウェザーニュース 皆既月食2015
さて、これだけでは当コラムは終わりません。ついでに地球も観てみましょう。
ひまわり8号が打ち上げられたのは、昨年平成26年10月7日。そのとき8号が撮影した地球の鮮明なカラー写真は今まで公開されていたものと色も質感も大きく異なり話題になりました。
実は8号以前の写真は、その大半がわざと着色や加工がなされたものだったのです。もちろん見やすくするためには仕方のないことですが。8号のワンショットでガガーリンが見た「青かった」地球をようやく一般人も知るところとなりました。
画像:気象庁「ひまわり8号による初画像」
(平成26年12月18日午前11時40分(日本時間)撮影)
ひまわり8号の実力の片鱗を示すこの画像は気象庁のサイトに一般公開されています。
(小)画像(1.8MB)でも迫力は十分ですが、通信速度に余裕のある方は(大)画像(22.4MB)をダウンロードしてご覧ください。これが宇宙から見える本当の地球の素顔のようです。
現在日本にはひまわり6号、7号、8号の3機の気象衛星が打ち上げられているそうです。そのうちひまわり7号からの画像は気象庁のサイトでどなたでも見ることができます。
30分間隔で記録してある可視・赤外線・水蒸気画像を、白黒・カラー、静止画・動画など様々に設定して見ることができます。
出典:気象庁ホームページ「気象衛星」の画面を加工して作成
(気象庁ホームページより)
気象衛星(PCはこちらのリンクから)
http://www.jma.go.jp/jp/gms/smallc.html?area=0&element=1
iPhoneの方は こちらのサイト(iPhone PLUS:週刊アスキー様)
の無料アプリで見ることができます。
http://iphone.ascii.jp/2015/04/04/99564598/
ひまわり8号はただいま運用準備中ですが、年内には7号からバトンタッチの予定ですから、もうすぐより鮮明な画像でサービスが受けられるようです。
ひまわり8号の運用開始が待ち遠しいですね。
(水)
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